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【Q&A付き】目指せ内定!障害者雇用向け履歴書の書き方12項目完全ガイド

履歴書の書き方アイキャッチ
  • 履歴書って細かいルールがありそうで分からない
  • 手書き?パソコン?情報が多すぎて考えられない
  • 履歴書はコレ通りに書けばOKみたいな情報が知りたい

就職活動をするうえで欠かせない履歴書。応募から面接、内定までの一連の流れは、履歴書作りから始まります。採用担当に面接でアピールするためにも、あなたの魅力を表現した履歴書作りは欠かせません。

よしだ

履歴書をきっちり仕上げられると、事務能力の高さを証明することにも繋がるよ!

本記事ではそんな履歴書の書き方を、細かいポイントを挟みつつまとめて紹介しました。

  • 「履歴書のマナーが分からない」
  • 「変な書き方をしていたらどうしよう」
  • 「書き始めたけど文章が全然思いつかない」

そんな方は本記事を参考にして、採用担当が面接に呼びたくなる履歴書を目指しましょう。

タップできる目次

履歴書の書き方を項目ごとに説明

履歴書の書き方を、項目ごとに分けてひとつずつ解説しています。

  • 基本情報欄
  • 写真
  • 学歴
  • 職歴
  • 免許・資格
  • 志望動機
  • 趣味・特技
  • 自己PR
  • 健康状態
  • 配偶者・扶養家族
  • 通勤時間
  • 本人希望記入欄
よしだ

履歴書作りは集中してミスなく、丁寧に書こう。

基本情報欄

基本情報欄は住所・氏名・年齢などの個人情報を記入するスペース。応募時の個人情報を間違いなく書きましょう。手書きの場合は誤字やごまかし文字がないように、集中できる環境で書くといいですよ。

最近は採否連絡をメールで取り合うこともあるため、メールアドレスを記入しておくことをおすすめします。

メールアドレスの手書きは、似た文字の勘違いが起きやすいトラブルの元。

  • 数字の0(ゼロ)と英大文字のO(オー)
  • 数字の9(キュウ)と英小文字のq(キュー)
  • 数字の1(イチ)と英小文字のl(エル)と英大文字のI(アイ)

普段使うメールアドレスで上記などの分かりにくい文字がある場合は、ミスを防ぐために転職活動用のフリーアドレスを取得することもおすすめします。

よしだ

分かりやすい文字列の転職活動用アドレスがあると便利!

Gmailならすぐに作成でき、転職エージェントからの連絡を見逃す心配もなくなり便利ですよ。

また万が一メールが送れなかったときのために、連絡が取れるスマホの電話番号も一緒に書いておきましょう。

写真

白と黒だけの履歴書の中で、唯一色がついている証明写真。採用担当者の目に止まりやすいので、写真の仕上がりは非常に大事。

  • スーツで撮影する
  • 髭や眉毛を整える
  • 寝癖を直し髪型を揃える
  • 相応しいメイクをする
  • 前髪が顔にかからないように止める

写真の身だしなみひとつで書類選考に悪影響があったらもったいない。キッチリ整えてから撮影しましょう。

自分で撮影した写真を使うときは、過度な加工はNG。面接に呼んだとき別人と思われるほどの加工は、採用担当者もいい顔をしないものです。

映りの良い写真撮りに自信がない方は、写真館で撮影してもらうのが一番です。

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学歴

一行目の中央に「学歴」と書き、二行目から学歴の内容を書いていきます。

一般的には高校の入学から書きますが、転職回数が多い方は一部削ってしまってもOKです。大学・短期大学・専門学校などは、学校名のほかに学部や学科も書きましょう。

学校の名称は省略して呼ばれることも多いですが、履歴書には正式名称で記載します。

  • 高校→高等学校
  • 短大→短期大学
  • 専門→専門学校

職歴

一行目の中央に「職歴」と書き、二行目から学歴の内容を書いていきます。

履歴書に書く職歴は社会保険に加入していた企業が中心。株式会社は(株)と省略せず、正式名称で書きましょう。

転職回数が少なく職歴欄の枠に余裕がある人は、在籍していた部署や職種なども書いておくと、採用担当者がより具体的に仕事内容をイメージできます。

アルバイト・副業(業務委託)などは、応募職種にアピールできるような内容であれば積極的に追記していきましょう。副業に関しては会社の規定でNGの場合があるので、必要に応じて面接時に確認してみることをおすすめします。

就労移行支援事業所に通所している人は、サービス利用歴を職歴欄に追記しておくと企業側の理解を得られますよ。

職歴まで全て書き終わったら、項目の右下に「以上」と記入しましょう。

免許・資格

所持している免許や資格は、業務に深く関連していてアピールできるものを優先的に書いていきましょう。

書く順番は取得年月日の古いものから書き、略名ではなく正式名称を記載します。

また勉強中の資格があれば、そちらの記載もぜひしておきましょう。今のあなたがどんな資格に興味があるのか採用担当者に伝わります。

ただし勉強中の資格は面接時に詳しく突っ込まれる可能性があるため「勉強しています」と言っているだけにならないようにしましょう。勉強中の資格を記載するときは、資格の目的や日々の勉強時間、目標の試験はいつ頃なのか説明できるように準備しておくと良いですよ。

志望動機

履歴書の中でも時間をかけて読まれるのが志望動機。あなたの熱意を伝えるために、企業ごとにオリジナルな文章を考えてしっかりとアピールしましょう。

  • なぜこの職種なのか?
  • なぜ貴社なのか?
  • どの仕事で貢献できるのか?

「求人に対する熱意」と「あなたと求人の相性」を、それぞれ100~150文字程度の短い文章にまとめ、志望動機全体で300~400文字程度に仕上げましょう。

志望動機の書き方について詳しく書いた記事があるので、刺さる志望動機を書きたい方はぜひこちらもお読みください。

▷ 障害者雇用の志望動機を考えるポイント3つ

趣味・特技

趣味特技欄は履歴書を書く側にとってはあまり重要ではなさそうと感じますが、企業にアピールできる大事な要素。

  • 仕事のストレスを発散する方法を持っている
  • 会社以外のコミュニティに属している
  • 新しいことを学ぶ、知識を深めるなどの意欲がある
  • 失敗や挫折を克服した経験がある
  • ひとつの事に真剣に取り組んだことがある

仕事以外のあなたを表現できる、数少ないスペースです。趣味・特技欄の書き方はさまざま、応募する求人によって魅力的になる書き方を考えてみましょう。

自己PR

自己PRはあなたの経験や実績が、応募する企業に役立つことを証明するように書きましょう。

自分の主張は大切ですが、相手が何を求めているか意識することも非常に大切。読み手がほしい情報から逆算して自己PR文を考えましょう。

  • 応募する職種はどんなスキルが役立つか
  • 応募する求人に関連する経験・実績があるか
  • 今回の求人ではどんな人を求めているか

企業は自己PRを通して、あなたが「部署に配属したときに仕事を振れそうか」を確認しています。実務に使えそうなスキルを具体例も織り交ぜつつ伝え、採用担当に「働くあなた」を想像してもらうことが大事です。

志望動機の書き方について詳しく書いた記事があるので、刺さる志望動機を書きたい方はぜひこちらもお読みください。

▷ 企業に刺さる自己PR文を書く3つのポイント

健康状態

既製の履歴書に手書きする場合、健康状態を書く項目があります。障害者雇用に応募する場合は、健康状態の項目で障害について記入しましょう。

・障害名称
・手帳の種類
・現在の体調

障害者雇用で働く場合「障害者であること」ではなく、あくまで「障害があっても働ける状況なのか」が大切。履歴書の中は事実のみに留め、障害の状況や配慮事項などは自己紹介シートなどで別途、詳しく書くことをおすすめします。

PCで履歴書を書く場合は「健康状態→障害内容」に書き換えるのもありですよ。

▷ わたしの障害についての書き方ガイド

配偶者・扶養家族

配偶者がいる場合に「有」いない場合は「無」に丸を付け、扶養家族の人数を記入します。

配偶者・扶養家族がいない場合も必ず無し、0人と記入し、空欄にならないようにしましょう。書類に記入漏れがある人と勘違いされてしまう可能性もあります。

通勤時間

自宅から職場まで片道でかかる時間を記入します。最寄り駅からではなく、家を出てから会社に到着するまでの時間を書くことが一般的。

よしだ

細かく書く必要はないため、5分単位の大まかな時間を記入しよう。

Google Mapを使えば自宅から会社までの時間がすぐに計算できるのでおすすめです。

本人希望記入欄

特に記載することがなければ「貴社規定に準じます。」でOKです。

  • 勤務日の通院休暇
  • 勤務時間の調整

など、雇用形態に対して配慮が必要な場合は記入します。

履歴書を書くときの基本マナー

履歴書はビジネス文書。応募時点でビジネス文書のマナーができていないと、入社してからも同じ間違いをする人だと認識されてしまう可能性があります。

  • 手書きなら黒のボールペンがおすすめ
  • 読みやすい字で丁寧に書く、太字赤字NG
  • 和暦か西暦のどちらかで統一する

意識すれば改善できるポイントばかりなので、今から切り替えていきましょう。

手書きなら黒のボールペンがおすすめ

履歴書は公的文書。改ざんできないことが前提なので、修正できない黒のボールペンを使いましょう。

改ざんできない点で見れば万年筆でもOKですが、使い慣れていない人が万年筆で文字を書くとインクがにじんで読みにくい履歴書になってしまいます。

よしだ

実は一回試してみたことがあるけど、文字がにじむたびに書き直しで正直無理でした。

どんなボールペンを使うかよりも、あくまで採用担当者の視点に立って、読み手にとって読みやすい履歴書を書きましょう。

書いたり消したりできるフリクションボールペンは、文字が消えてしまう可能性があるので絶対にNGです。

読みやすい字で丁寧に書く、太字赤字NG

履歴書は丁寧に、採用担当者が目を通したときに読みやすい文字で書きましょう。

  • 文字の大きさをできるだけ揃える
  • 小さい文字で文章を詰め込まない
  • 太字や赤字で目立たせるのはNG

書類選考では何十枚もの履歴書をチェックするため、読みにくい書類はそれだけでスルーされてしまう可能性もあります。また意図的に文字を目立たせようとすると、かえって悪目立ちしてしまうもの。

奇をてらった手法ではなく、書類の中身を磨き上げるほうに注力しましょう。

よしだ

文章で人を惹き込む魅力は、小手先のテクニックを上回る。

和暦か西暦のどちらかで統一する

応募書類に書き込む年月日は、全て和暦か西暦のどちらかで統一しましょう。

  • 送付年月日
  • 生年月日
  • 学歴・職歴
  • 資格取得日
  • 職務経歴書
  • 自己紹介シート

和暦と西暦が混ざっていると、採用担当者が経歴を理解するのに苦労してしまいます。最悪の場合、経歴の把握が困難だからと書類選考で不利になってしまうケースも。

応募書類の中にある日付は全て見直し、和暦か西暦が混ざらないように注意しましょう。

▷ 和暦・西暦・年齢対照表

履歴書作りのよくある疑問

履歴書を作るうえでよくある疑問について、わたしの経験も含めて紹介します。

履歴書は手書き?パソコン?

昔は「履歴書は手書きがマナー」と言われていたこともありましたが、今はどちらでもOKです。PDFデータのメール送付を指定している企業もあるため、手書きする場合でもパソコンで下書きを作っておいた方がいいでしょう。

特に業務でパソコンを使う事務職やインターネット上のやり取りがメインのIT業界などは、履歴書のパソコン作成で一定以上のITスキルがあることを証明できます。

よしだ

個人的にはパソコン作成を強く推奨します!

  • 履歴書を送ったあとも書いた内容を見返せる
  • 他社へ応募時に職歴などの基本情報を使い回せる
  • 職務経歴書を書くときにも結局パソコンを使う
  • 転職エージェントからの添削後に修正が簡単

応募する企業が多いと書類を書くだけでも大変なうえ、どこに応募したか管理するのも難しいもの。高いクオリティの文字を書き続けることよりも、文章の中身を考えるところにエネルギーをつぎ込んでほしいです。

パソコンで履歴書を作る場合は、転職エージェントのdodaチャレンジにテンプレートがあるので活用しましょう。

▷ 履歴書テンプレートをダウンロードする

もし「全てパソコンで作ると無機質だ」と感じる方は、氏名を空欄にして印刷後に手書きすると印象が変わりますよ。

履歴書用の写真は使いまわしていいの?

履歴書用の写真は基本的に使いまわしは極力避けた方が無難です。履歴書に貼った写真は、剥がすときに折れたり汚れたりと、きれいな状態で貼り直すのは難しいもの。

とはいえ証明写真はお金がかかるため、応募する企業が増えるごとにコストがかかってしまうもの。

個人的には、不採用で返却された履歴書は写真を試しに剥がしてみて、もしきれいに剥がせた場合のみ再利用してもいいかと思います。

まとめ|履歴書は不備なく丁寧に

本記事では障害者雇用向けの履歴書の書き方をまとめて紹介しました。

記事のまとめ
  • 履歴書は過去の経歴を証明する文書
  • 履歴書の書き方で仕事のスキルを見られる
  • パソコンでも手書きでも読みやすさが大事

障害者雇用でも履歴書づくりのベースは一緒。基本をマスターして、志望動機や自己PRといったアピールポイントの仕上がりにエネルギーをつぎ込みましょう。

応募書類は採用担当者に魅力を伝えることが重要。履歴書ができあがったら第三者に読んでもらい、ご自身の魅力が伝わっているかフィードバックをもらうことも大切です。

▷ わたしの障害についての書き方ガイド

▷ 企業に刺さる職務経歴書を作る方法

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