- 志望動機が全然思い浮かばなくて、ずっと手が止まってる。
- やっと見つけた優良求人、なんとか内定までいきたい!
- どうやったら採用担当に刺さる志望動機が書けるんだろう?
応募書類を作るうえで、手が止まってしまいがちな志望動機。筆者も「良い文章」が思いつかず、白紙の履歴書と何時間も向かい合っていたことがありました。

志望動機が書けないと「本当にこの会社に応募したいの?」とネガティブになりがち。
本記事では障害者雇用に応募するあなたに向けて、志望動機の書き方をポイントごとに紹介しています。
- 志望動機を書いてみたけど、なんだかしっくりこない
- 書いた文を読み返しても、あまり魅力が感じられない
このようなことで悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
採用担当に刺さる志望動機を書き上げられれば「お祈り」されず面接まで進む確率が上がるでしょう。
志望動機は熱意・相性・締めの三段構成
本記事では志望動機を「熱意・相性・締め」の三段構成に分けて紹介します。
- 熱意:職種への志望理由・適正・経験
- 相性:この企業へ応募した理由・魅力
- 締め:採用後の熱意・貢献したい思い
それぞれ100~150文字程度の短い文章にまとめ、志望動機全体で300~400文字程度に仕上げましょう。
魅力的な志望動機を一発で書き上げることは非常に難しく、履歴書を何枚も書けば慣れるようなものではありません。
以下のような特徴に当てはまる方は、一度落ち着いて文章構成を身につけるといいでしょう。
- 文章を書いて消して……と繰り返してしまう
- 頑張って書いたけど、文章のつじつまが合わない
- 説得力が無い内容の薄い志望動機になった



志望動機を何度も書き直している人は要注意!
志望動機は思いつきで書かずに、しっかりと構成を考えてから肉付けしていく書き方がおすすめです。
各パートでは結論を先に書きましょう。読み手である採用担当へ「これから何の話をするか」を最初に提示しておくと、しっかり読み込んでもらえる確率が上がります。



結論を先に書けば文章の全体像が分かるから、ストレスなく続きが読める!
熱意:職種への志望理由・適正・経験
熱意パートでは、あなたが職種を選んだ理由や適正、過去の経験などを書いていきます。採用担当に「この人がウチの求人に応募するのは納得できる」と思わせる事が目標です。
「なぜこの職種で働こうと思ったのか」を主軸に、ご自身の主張を伝えていきましょう。
- 就労移行支援で〇〇の仕事が得意なことに気付いた
- 前職の仕事で〇〇の部分が評価されていた
- 〇〇なら自分の障害特性に合った働き方ができる
あなたがなぜその職種を選んだのか、結論と合わせて理由や具体例をセットで盛り込んでいきます。
職種で活かせるスキルを自己PR文に書いて連動させたり、この仕事なら障害があっても働きやすいことを説明したりすると、一貫性のある主張になりますよ。
相性:この企業へ応募した理由・魅力
熱意の次は「職種の中でもこの求人・企業」の視点から、応募企業の魅力や「貴社だからこそ感」を書いていきましょう。このパートで大切なのは「他じゃなくてウチの仕事が良いんだね」と担当者に理解してもらうこと。
職種への希望ばかりだと採用側は「他の企業でもいいんじゃないのか?」と疑問が生まれてしまいます。「わたしは貴社のココに魅力を感じている」と伝えることで、志望動機を応募企業だけのオリジナルな文章にできます。
「貴社だからこそ感」を書くために調べるポイントは
- 企業説明会の内容
- 先輩社員のインタビュー
- 転職エージェントからの情報提供
- 求人票や企業ホームページ
- (あれば)思い入れのある商品・サービス
など様々な角度から企業のイメージをつかみ、あなたが魅力的に感じるポイントを探していきましょう。



ただ企業を褒めちぎるのではなく、あなたの理想と近いことを伝えよう!
求人票の「求める人物像」から逆算して、あなたが求人枠にピッタリはまる人材だと提案するのもありですよ。
締め:採用後の熱意・貢献したい思い
一通りの提案文を書いたら、最後に採用後の熱意や企業へ貢献したい思いを添えてもうひと押しします。締めパートで重要なのは「この人は採用してもすぐに辞めないだろう」と採用担当に感じてもらうこと。



自分の得意と仕事内容がマッチしている(から長く働きたい)と伝えるのも◎
せっかく良さそうな人を採用してもすぐ離職してしまったら、企業側は採用にかけたコストが無駄になってしまいます。入社後の意気込みや、面接で直接話したいなどの前向きさを伝えて、採用担当に「会って話を聞いてみたい」と思ってもらいましょう。
ここでは職種の未経験者と経験者でおすすめの締め方が変わります。例えば……
- 未経験者:仕事をしっかり覚えて長く働きたい。徐々に出来ることを増やしていきたい。
- 経験者:培った技術で貴社に貢献したい。更に専門性を磨いて企業の発展の手助けをしたい
いずれにしても「長く働き続ける人」というベースは残しつつ、自分にできることを企業に提供したい思いで締めましょう。「自分に求められている仕事が分かっている人だ」というイメージも持ってもらえますよ。
コピペNG!志望動機は企業ごとに書き直す
志望動機は応募先に合わせて書き直し、毎回文章を考え直しましょう。
例えば「事務職」であっても求人ごとに仕事内容が変わるし、企業ごとに求める人物像も異なってきます。「同じ事務職だから使いまわそう」と思っても、読み返してみると思わぬズレが出てきてしまうもの。
採用担当はコピペした文章を見抜きます。もし書類選考が通ったとしても面接で指摘される可能性が高いです。
毎回文章を考え直す大変さもよく分かります。しかし、どの企業でも使いまわせそうな文章からは「貴社だからこそ感」は伝わりません。読み手である採用担当のことを考えて、応募企業に向き合ったオリジナルな志望動機を考えましょう。
志望動機で手を抜いてしまった結果、面接まで進めなかったら非常に勿体ないです。



志望動機は企業へ自分を売り込むセールスレター!一社ごとに刺さる文章を考えよう。
熱意が伝わる志望動機を書くポイント3選
志望動機は書類選考の中でも「入社意思」の強さを測る大事な項目。いかにあなたの入社意思を文章に反映させられるかが、判断材料となります。
熱意を込めた文章を書くときにおすすめなのは、以下の3ポイントです。
- 応募企業の採用担当を想像しながら書く
- 自分が働いている姿を想像しながら書く
- あなたの成長よりも会社への貢献を重視
志望動機はあなたの主張も大切ですが、文章を読んで判断する採用担当から見た視点も大切。
読む側の目線に立った文章は、必ず相手に刺さります。



わたしは!貴社に!入社したいです!貴社の役に立ちたいです!と熱量高く書こう。
応募企業の採用担当を想像しながら書く
志望動機は応募企業の採用担当を想像しながら書きましょう。
文章を書き上げることに注力しがちですが、書いた志望動機を読んで判断するのは企業の採用担当です。企業側が求めている情報を想像して、盛り込んでいくと刺さる志望動機が書けますよ。
- どんな人物を求めているのか
- どんなスキルを重視しているか
- どんな業務内容を想定しているか
障害者雇用の募集背景や、採用担当が人事部か直属の上司かでも伝えたい情報が変わってくるもの。
しっかりリサーチしたうえで、読み手を想像しながら採用担当が求めている内容を書いていくといいでしょう。
自分が働いている姿を想像しながら書く
志望動機はあなたが職場で働く姿を想像しながら書くと、言葉選びや熱意が文章に乗って読み手へ伝わります。
- 採用ページの先輩社員インタビュー
- Google Mapで社屋や周辺地域の画像
企業の口コミサイト
などを見ながら、あなたが働くリアルな姿を想像してみましょう。
求人内容と近しい実務経験、就労移行支援のカリキュラムなどを思い出してみることもおすすめします。
あなたの成長よりも会社への貢献を重視
働くことで自己の成長になることを志望動機に盛り込んでいませんか?
志望動機は「あなたを採用するメリット」を感じてもらうために書く文章。自分自身の成長ばかりを主軸に書いてしまうと「仕事がデキるようになったらすぐ転職してしまうかも?」「会社よりも自分のことばかり考える人」と認識されてしまうかもしれません。
企業に所属して仕事をするなら、業務を上手く回すことや効率よく業績を上げるような視点でアピールしたいですね。
まとめ|刺さる志望動機は就職するための武器
本記事では障害者雇用の応募書類作りで悩みがちな、志望動機の書き方を紹介しました。
- 志望動機は熱意・相性・締めの三段構成
- 志望動機は一社ごと、担当者に刺さるよう書き直す
- 自身の成長よりも企業への貢献を主軸に書く
優良求人は一回の募集で数十人もの応募書類が届くため、履歴書をじっくり読んでもらえない場合があります。一人の書類に目を通す時間が短くなり、読みにくい文章や浅い志望動機はスルーされてしまうことにもなりかねません。
本記事の内容を参考にして、あなたも魅力的で説得力のある志望動機を書けるように頑張りましょう。



文章だけで思いを伝えるスキルは、入社した後も絶対に役に立つ!
応募書類の仕上がりであなたの良さを伝えることも大切ですが、転職エージェントを活用して第三者に推薦してもらうことも戦略のひとつ。転職エージェントを使ったことがない方はぜひ、選択肢を広げるために登録してみてください。
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