- 働くうえでの自己理解って何?どうやったらできるの?
- 自分の強みが全然わからない!得意なことが思いつかない!
- こんな自分に「適職」なんてあるんだろうか?
発達障害の診断を受けた方は過去の失敗体験により、劣等感を感じている場合が多くあります。筆者自身ASDの診断が降りてから何年も「皆より劣っている存在なんだ。何もできないんだ。」と苦しんでいた記憶があります。

失敗が多すぎて成功体験が見えなくなってたパターン。
本記事ではそんな発達障害を持つ方に向けて、自己理解を深めるために使える分析ツールを5つ紹介します。
分析ツールはあなたが客観的な視点を得るために便利な道具。できない事や失敗体験ばかりに目が行く負のループから抜け出すためにも、ご自身の特徴をデータで見ることが大切です。筆者の分析データも一部公開していますので、本記事を参考に気になるツールを使ってみてください。
特にオススメしたいツールはミイダス。誰でも無料で利用でき、ストレス要因・職務適性・上下関係適性などさまざまな回答結果を得られます。
特にストレス要因は発達障害を持つ方が働くうえで意識すべきポイントのひとつ。どんなときに負荷がかかるのかを知っておくだけでも、職場定着や活躍にいい影響を与えるでしょう。
▽ ミイダスの紹介を読みたい人はクリック
特にオススメしたいツールはミイダス。誰でも無料で利用でき、ストレス要因・職務適性・上下関係適性などさまざまな回答結果を得られます。
特にストレス要因は発達障害を持つ方が働くうえで意識すべきポイントのひとつ。どんなときに負荷がかかるのかを知っておくだけでも、職場定着や活躍にいい影響を与えるでしょう。
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分析ツールは客観的な視点を得るための道具
分析ツールは試して満足するためではなく、客観的な視点を得る道具として使いましょう。分析ツールはデータに基づいた結果を回答してくれるため、個人的な思い込みや自己評価のバイアスがかかりません。
回答が完了したら必ず、あなた自身のイメージと回答結果がズレていないか確かめてみてください。
ツールによって得られる客観的な視点は、自己理解を深めるサポートになります。自身の特性や考え方の傾向を理解するために、分析ツールの結果も参考資料として手元に保管しておきましょう。
ただし分析ツールの結果はあくまで参考情報。
- 回答結果がこうだったから自分はこんな人間だ。
- こんな分析、絶対に当たらないから意味がない!
と思い込まず、ご自身の経験や想像している特徴と照らし合わせることが大切です。



回答を読んで「ふーん。」で終わるともったいない!
自己理解に使える分析ツール5選
自己理解に使える分析ツールを5つ紹介します。
ミイダス


ミイダスは転職サービスのひとつで「ミイダス株式会社」が運営しています。
ミイダス株式会社は「doda」などの人材サービスを提供しているパーソルキャリアの傘下。7万人の転職データから、自分の市場価値をデータ分析してくれる人材オファーサイトです。
登録すると、以下2つの診断サービスが無料で使えます。
- コンピテンシー診断
- バイアス診断ゲーム




各診断ごとに30~60分ほど時間がかかり、すべて終わらせるのは大変ですが、その分精密な診断が受けられます。特にコンピテンシー診断では、ストレスに感じやすい要因も評価してくれるのでオススメ。


ストレス要因を客観的に把握できるだけでも、使ってみる価値がありますよ。



なんとなく感じていたストレス要因が、しっかり言語化されてる。
\ ストレス要因チェックが優秀! /
リクナビNEXT


リクナビNEXTは業界最大手のリクルートが運営する転職サイト。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
登録者向けサービスの中に「グッドポイント診断」という無料の自己分析ツールがあり、非常に高評価です。所要時間は30分程度。300ほどの質問に答えると、解説付きであなたの「強み」を5つ提示してくれます。





「柔軟性・親密性・感受性・悠然・決断力」に強みがあったよ!
\ 5つの強みで細かく分析! /
16Personalities


16Personalitiesは会員登録なしで気軽に使える性格診断です。
人間のタイプを16種類に分け、質問に答えていくことであなたの性格を分類します。5分もかからず簡単に診断できるので、SNSで自身の性格を共有している方も多いです。



わたしは「管理者(ISTJ-T)」。


\ 手軽に試せる性格診断! /
ストレングス・ファインダー


ストレングス・ファインダーとは、米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツールです。
人間の才能を34種類の資質(強み)に分け、テストを受けることであなたの資質を高い順番に並べて提示します。
テスト後に入手できるデータは
- TOP5の資質のみ順番を知る
- 34資質すべての順番を知る
の2パターンがあり、購入したアクセスコードの料金によって手に入る情報が変わります。
購入方法 | TOP5資質 | 34資質すべて | TOP5→34資質アップグレード |
---|---|---|---|
書籍から購入 | 1,980円 | – | – |
公式サイトから購入 | 2,340円 | 5,850円 | 4,680円 |
アプリから購入 | 2,340円 | 5,850円 | 4,680円 |



資質の全開放した場合はこのように表示されるよ!


\ 才能診断の最高峰! /
ポテクト


ポテクトは就活・転職の自己分析のほか、企業の採用選考としても利用されている診断ツールです。
詳細な適正分析シート6枚、ストレス、目標などさまざまな分析結果を得られます。
プラン | 出力シート | 料金/1人 |
---|---|---|
ライトプラン | 適正分析シート(1枚) +ワークショップシート | 無料 (※個人利用のみ) |
ベーシックプラン | 適正分析(3枚)+気質+ストレス +ワークショップシート | 1,650円 |
アドバイスプラン | 適正分析(6枚)+気質+ストレス +ワークショップシート | 3,300円 |
仕事力分析プラン | 適正分析(6枚)+仕事力+気質 +ストレス+ワークショップシート | 3,850円 |
無料のライトプランもあるので、気になる方は試しに使ってみてはいかがでしょうか。



PDFシートに分析がギッシリ詰まっています。
\ 日本製の自己分析シート! /
分析ツールを使った自己理解の深め方
分析ツールを使って自己理解を深めるには、以下のポイントに注意してください。
- 分析の回答とあなたの特性・行動と比較する
- 複数ツールの回答から共通していることを探す
- 回答データをもとに活躍できそうな環境を想像する
分析の回答とあなたの特性・行動と比較する
分析ツールの回答結果はあくまで一つの手がかり。回答自体があなたの全てではありません。自己理解を深めるためには、分析ツールの回答とあなたの特性や行動を比較してみてください。
ツールが回答した特性や傾向をよく読み、自分自身の行動や思考パターンと照らし合わせることではじめて自己理解が深まります。
大切なのは回答を読むのではなく、回答をもとに自分の過去を振り返ってみること。振り返ることによって、忘れてしまっていた成功体験や、良いエピソードを思い出すきっかけにもなります。



「論理型」と回答されたから近しいエピソードを思い出してみる。みたいな感じ!
複数ツールの回答から共通していることを探す
分析ツールは各サイトごとに仕様が異なるため、「職務適性・性格・人格」などさまざまな視点で回答されます。ひとつのツールで満足できない場合は、2~3つのツールを使って回答結果を見比べてみましょう。
例えば「問題解決力」「真面目」「論理型」といった回答を得た場合は、真面目にコツコツと物事に取り組む人と推測できます。
筆者のオススメは「ミイダス+他のツール」の組み合わせです。ミイダスは回答量が多いため時間がかかりますが、非常に細かく分析してくれる優良ツール。ミイダスの回答結果を中心に、他のツールも試して信ぴょう性を確かめるイメージで使ってみましょう。



ミイダスの回答結果は今でもときどき見返してるよ!
結果から活躍できそうな環境を想像する
分析ツールの回答結果は自己理解だけでなく、適職を探す手がかりにもなります。ツールで得た情報と今までの行動や思考パターンを組み合わせて、どんな環境や職種なら能力を発揮できるか想像してみましょう。回答結果から想像することは、適職やキャリアの方向性を見つける上で重要です。
例えば「問題解決力」「真面目」「論理型」でコツコツと物事に取り組む人であれば、派手さはないけど淡々と日々の業務に取り組むプログラマーや経理担当が合っていそう。といったイメージ。
ただし分析ツールの結果や適職イメージはあくまで参考のひとつ。今後の方向性を定めるためのヒントとして活用してください。「適職だ・合いそう」と感じる仕事に就くために、何をすれば実現できるか考えることも重要です。



「やってみたい」と「転職を実現する」には大きな壁がある。
分析が苦手な人はキャリアコーチングもオススメ
分析することが苦手で「ツールの回答結果を見ても分からない」という方は、キャリアコーチングを受けることもオススメです。
キャリアコーチングとは今後のキャリアを整理できる有料サービスのこと。キャリアに関する専門知識を持つプロと対話することで、自己理解を深めたり今後の方向性を決めたりする手助けをしてくれます。
キャリア・コーチングは、お一人おひとりが自分ならではのキャリアデザインを持ち、さらに行動を変えながら自立的に実現してゆけるよう継続的にサポートするキャリア支援サービスです。
引用元:日本キャリア・コーチング
本サービスは有料となりますが初回面談は無料となっている場合が多いので、まずは初回面談で悩みを相談してみるといいでしょう。



初回面談だけでほとんどの悩みが解決しちゃったって人もいるよ!
まとめ|自己理解は分析と気付きから得られる
本記事では発達障害を持つ方に向けて、自己理解や適職探しに役立つ分析ツールを5つ紹介しました。
- 分析ツールは自己理解を深める道具
- 回答結果とあなたの行動を比較しよう
- 分析が苦手ならキャリアコーチングもアリ
大切なのはツールの結果を読むだけでなく、あなた自身の特性や行動と比較して考えること。自己理解は手軽にできるものではありません。あなた自身の思考や行動を客観的に振り返り、少しずつ理解を深めていってください。
本記事で紹介したツールを使う以外にも
など、できることから取り組んでいくと良いでしょう。本記事を参考にしつつ、働きやすい環境を探してみてください。


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