- 職務経歴書をどうやって書けばいいか分からない!
- 試しに一通り書いてみたけど自信がない…
- どうすれば面接に進める書類が作れるのか知りたい!
履歴書と比べて、フォーマットや形式の自由度が高い「職務経歴書」。アピールしやすい書き方を自分で選べる一方で、「どう書いたらいいのか分からない!」と迷ってしまう方は多いです。
私も職務経歴書の仕上がりに納得できなくて、何度も作り直したよ…。
本記事では障害者雇用の転職に使える、職務経歴書の書き方とポイントをまとめて解説します。
- 職務経歴書に必要な5つの項目
- 職務経歴書を作る具体的な手順
- 職務経歴書を作成するポイント5つ
結論からお伝えすると、職務経歴書は経歴とスキルのプレゼン資料。採用担当者が読んで「この人はウチの求人に合いそう!」と思ってもらえるように作りましょう。
- 「書類選考が全然通らなくて困ってる!」
- 「職歴に不安があっていまいち綺麗に書けない。」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
職務経歴書は経歴とスキルのプレゼン資料
職務経歴書は、職務経歴とスキルを採用担当にアピールするためのプレゼン資料。経験や能力を適切に伝えることで、求人に適した人物であることを伝えることが大切です。
- 求人票に記載されている業務の経験がある
- 経験は足りないが転用できるスキルがある
- 採用されれば担当業務をこなす自信がある
職務経歴書では表現を工夫し、過去の経歴を効果的にアピールしましょう。
障害者雇用における職務経歴書の役割
障害者雇用において職務経歴書は、一般転職と同じく非常に重要な書類。ご自身の障害特性をうまく伝えることで、十分な理解と配慮を得られます。
障害者雇用ならではのポイントは以下の通り。
- できること・できないことを明確にする
- どんな配慮を得られたら働きやすいか伝える
- 配慮だけでなく、強みや意欲も記載する
障害者雇用では、障害特性への配慮を受けられます。しかし必要な配慮を明確に伝えないと、先回りして余計な気遣いを受けたり、十分な配慮を受けられない場合もあるでしょう。
障害者雇用の採用は、特性や配慮に意識を向けられがち。「できないこと」だけでなく、ご自身のできることや強み・意欲なども積極的にアピールしてください。
職務経歴書と履歴書の違い
転職活動には職務経歴書の他に、「履歴書」の提出も求められます。
履歴書とは個人情報や学歴・職歴など、求職者の基本的な情報を書く書類。
履歴書は職務経歴書と違い、それぞれの業務経験を掘り下げて記載しません。あくまで入社・退職などの事実のみを、端的に記載しましょう。
職務経歴書は実務能力やスキルを企業に提案する書類。これまでの仕事で得た実績や得意な業務など、求人に合わせて細かくアピールしていきましょう。
求人の職種や業務内容に合わせて、ご自身の能力を魅力的に伝えてください。
障害者雇用の履歴書の書き方については、以下の記事も合わせてお読みください。
職務経歴書に必要な5つの項目
障害者雇用の職務経歴書では、主に以下の項目を中心に記載しましょう。
- 職務経歴の要約
- 職歴・担当業務
- 保有資格・スキル
- 自己PR
- 障害配慮
職務経歴書は指定のテンプレートなし。記載順や表現方法は、ご自身で考えながら作ってもOKです。
ゼロから考えるのが苦手な方や、ベースとなるフォーマットが欲しい方は、障害者向け転職エージェントのdodaチャレンジが配布しているテンプレートをオススメします。
職務経歴の要約
職務経歴の要約は、ご自身の経歴を簡潔にまとめた文章。主に職務経歴書の最上部へ記載し、採用担当者が経歴の要点を把握しやすくする目的があります。
要約文は長くても300文字程度。あまり長すぎると読み飛ばされてしまうため、要点を掴んでもらう目的が達成できません。
以下のポイントを押さえつつ、端的に記載しましょう。
- 主な職種や役職などの経歴
- 前職までで得た経験・実績
- 特に強調したい強みや特徴
できれば単純な職務経歴の羅列だけでなく、業務で工夫したことや得意なことも付け加えてアピールしましょう。
仕事に大きな影響がある障害特性や配慮事項も、併記すると最初に認知してもらいやすいです。
職務経歴の要約はただのまとめ文ではありません。応募が殺到した際は、要約だけを読み求職者の能力を評価する場合もあります。
要約の内容ひとつで印象が大きく変わることもある!手を抜かずに作り込もう。
私は経理職で2年間、総務職で3年間の経験があります。A社では経理職として、日々の帳簿管理や月次決算業務を担当してまいりました。丁寧で正確な処理を心がけ、上長からも「安心して任せられる」と評価いただいておりました。B社の総務職では、契約書管理や職員の勤怠管理、備品の在庫管理を担当。A社の経理職で培った丁寧さを発揮し、きめ細やかな運営サポートを実施しております。発達障害の特性によりスピーディな対応は不得手ですが、持ち前の丁寧さを活かして貴社に貢献したいと考えております。
職歴・担当業務
職歴・担当業務の枠は、職務経歴書の中で特に重要な部分です。会社ごとや職種ごとに、会社概要やどんな業務を担当してきたかなどを記載しましょう。
- 会社名や企業規模、業界などの概要
- ご自身が担当してきた職種・業務内容
- 業務内容ごとの詳細・実績などのアピール
職歴の記載方法は「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3種類が一般的。それぞれの違いは以下の通りです。
特徴 | メリット | デメリット | オススメする人 | |
---|---|---|---|---|
編年体式 | 古い職務経歴から時系列に記載 | キャリアの流れが把握しやすい 履歴書と照らし合わせて確認しやすい | 短期離職が多いと目立ちやすい 直近の関連職種をアピールしにくい | 一貫した職歴がある人 転職回数が少なめな人 |
逆編年体式 | 直近の職務経歴からさかのぼって記載 | 直近の職務経験やスキルを強調できる 現職の実績を印象に残しやすい | キャリアの流れが把握しにくい 過去の大きな経験が埋もれやすい | 直近の職務経験をアピールしたい人 転職は多いが最近の職歴は安定している人 |
キャリア式 | 時系列にかかわらず職種・業務内容で分類して記載 | 特定の職種やスキルを強調できる 短期離職や空白が目立ちにくい | キャリアの一貫性や経歴が分かりにくい 実績と会社の関連性が伝わりにくい | 特定の職種をアピールしたい人 離転職や空白期間がある人 |
職歴や担当業務は、職務経歴書のメインコンテンツ。内容を十分に整理し、記載漏れや誤解を招く表現がないよう気をつけましょう。
事前にこれまでのキャリアの棚卸しを行い、ご自身の経験をリストアップしておくと書きやすくなります。
担当業務の詳細は数字や具体例を使い、採用担当者に伝わりやすいよう工夫することが大切です。
どこの会社で、どんな仕事をしてきたか詳しく書こう!
保有資格・スキル
保有資格やスキルの項目では、応募する求人の関連資格を中心に記載しましょう。求人の業務内容に関係ない資格を多く書きすぎると、かえって「一貫性のない人」という印象を与えてしまいます。
資格・免許は省略せず、正式名称で記載してください。例えば運転免許の場合は「普通自動車第一種免許」など、簿記であれば「日商簿記検定試験」のように書きましょう。
職務経歴書では資格・免許だけでなく、実務に関連するスキルもアピールしましょう。
- 英語や中国語などの語学力、試験の点数
- オフィスソフトやデザインツールの技術レベル
- 扱えるプログラミング言語や開発ソフト
資格やスキルを実務で使用している方は、具体的な業務内容も併記すると実力が伝わりやすいです。
勉強中の資格もアピール材料のひとつ!
自己PR
自己PRは、ご自身の強みや採用メリットを明確にアピールするスペース。長所やスキルの高さだけでなく、具体的なエピソードも添えることで客観的に評価されやすいです。
「採用したらどんな活躍をしてくれるか」を見極めるポイントになるため、求人に合わせて念入りに作り込みましょう。
“刺さる”自己PRを作るコツは、企業ファーストで考えること。「自分はこれが得意!」だけでなく、実務で実際に活躍しそうなアピールポイントを探しましょう。
淡々とミスなく業務をこなすことが重要→「集中力がある」「細かい作業が得意」「ルーティン業務をミスなく処理」などがアピールポイントで想像できる。
同じ職種や似た求人でも、”刺さる”ポイントは微妙に違う場合があります。アピールポイントは求人ごとに見直し、一社ずつ書き分けることをオススメします。
強い自己PR文の書き方については、以下の記事も合わせてお読みください。
この求人は、どんな人に来て欲しいんだろう?って考えてみて!
障害配慮
障害者雇用では強みや経歴などのポジティブなアピールだけでなく、障害特性への配慮事項も提示しましょう。
テンプレートに障害配慮を書く枠が無ければ、新しく作ってしまっても構いません。
特性上苦手なこと、できないことだけでなく、ご自身で対処していることや企業に求める具体的な配慮内容を記載してください。
配慮事項を考える際は、困りごとが発生するシチュエーションやトラブル要因を深堀りしてみるといいでしょう。
配慮事項を一人で考えるのが難しい場合、適切な障害者支援にサポートを依頼することも大切です。
配慮事項の内容が多い方や、職務経歴書と書き分けたい方は、別途「私の障害について」の作成をオススメします。
障害特性を振り返る意味でも、「私の障害について」は試しに一回作ってみよう!
職務経歴書を作る手順
職務経歴書を実際に作る際は、以下の手順で進めると効率的です。
職務経歴書は書類選考の通過に大きく影響する書類。短時間で一気に作り終わらせるのではなく、じっくり時間をかけて作成してください。
- キャリアの棚卸しを行う
- 職歴の記載順を決める
- 職務経歴書の5つの項目を埋める
- 内容の見直しや誤字・脱字チェック
- 求人に合わせて加筆修正
職務経歴書の書き方次第で印象が大きく変わる!
キャリアの棚卸しを行う
職務経歴書を書き始める前に、まずはご自身の職務経歴を振り返る「キャリアの棚卸し」を行いましょう。
キャリアの棚卸しとは、社会人になってからの経験を振り返り、職務内容や実績などを整理することです。
引用:マイナビ転職
勤務先の企業や職種、担当してきた業務などを、細かく書き出し整理していきます。そのうえで仕事の成功・失敗体験を分析し、得意なことや苦手なことを探してください。
キャリアの棚卸しを行うメリットは、以下の通り。
- 得意・苦手が明確になる
- 転職後のミスマッチを防げる
- 転職の「軸」が決まる
過去の経験を振り返ることで、自分がどんなときに成功・失敗しやすいかが見える化できます。成功や失敗を仕分けていけば、得意な業務や苦手な業務も分析できるでしょう。
得意・苦手が明確になれば、転職後のミスマッチも回避可能。転職活動の方針「転職の軸」が決まります。
職務経歴書に正しい情報を記載するためにも、まずは「キャリアの棚卸し」を実施してください。
経歴の洗い出しには、マインドマップの活用がオススメ。思いつくままに書き出したあと、ドラッグだけで簡単に整理しまとめることが可能です。
オススメのマインドマップはXmind!無料で性能も必要十分なので、私もよく使ってます!
職歴の記載順を決める
職務経歴書を作る際は、職歴をどの順番で記載するかを先に決めてください。
一般的な記載順は「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3種類。それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身の経歴や状況に合わせて使いやすいものを選びましょう。
特徴 | メリット | デメリット | オススメする人 | |
---|---|---|---|---|
編年体式 | 古い職務経歴から時系列に記載 | キャリアの流れが把握しやすい 履歴書と照らし合わせて確認しやすい | 短期離職が多いと目立ちやすい 直近の関連職種をアピールしにくい | 一貫した職歴がある人 転職回数が少なめな人 |
逆編年体式 | 直近の職務経歴からさかのぼって記載 | 直近の職務経験やスキルを強調できる 現職の実績を印象に残しやすい | キャリアの流れが把握しにくい 過去の大きな経験が埋もれやすい | 直近の職務経験をアピールしたい人 転職は多いが最近の職歴は安定している人 |
キャリア式 | 時系列にかかわらず職種・業務内容で分類して記載 | 特定の職種やスキルを強調できる 短期離職や空白が目立ちにくい | キャリアの一貫性や経歴が分かりにくい 実績と会社の関連性が伝わりにくい | 特定の職種をアピールしたい人 離転職や空白期間がある人 |
迷ったら古い経歴から順番に記載する「編年体式」がオススメ。
履歴書と職歴の記載順が同じなので作りやすく、採用担当者も経歴を把握しやすい記載方法です。
応募求人と直近の職歴に関連性がある方は「逆編年体式」、転職歴が多い方やブランクがある方は「キャリア式」を選ぶと良いでしょう。
それぞれのテンプレートは、dodaチャレンジの配布している形式がオススメです。
3パターンの職務経歴書を作って、求人ごとに出し分けてもOK!
職務経歴書の5つの項目を埋める
職歴の記載順が決まったら、職務経歴書のメイン項目5つを順に書いていきましょう。
- 職務経歴の要約
- 職歴・担当業務
- 保有資格・スキル
- 自己PR
- 障害配慮
書く順番は上からでなくてもOK。書けそうな項目から順番に、やりやすい方法で作成してください。
ただ事実を説明するだけでなく、数字やエピソードを盛り込んで根拠を提示することも大切です。
職歴の概要や自己PR文の書き方に悩んだら、試しに生成AIを使ってみましょう。書きたいことを過剰書きにして依頼すれば、自動で文章に変えてくれます。
生成文はときどき不自然な表現もあるため、最後に手直しすることをオススメします。
内容の見直しや誤字・脱字チェック
職務経歴書が書き終わったら、必ず内容の見直しや誤字・脱字のチェックを行いましょう。
具体的には、以下のポイントを中心に再確認してください。
- 不自然な表現や理解しにくい言い回しはないか
- だらだらと一文が長くなっていないか
- 印刷時にレイアウトのズレや改行ミスがないか
- 数字や具体例を盛り込んでいるか
- 「てにをは」を正しく使えているか
作成中は文章表現まで気が回らず、完成したあとで文章に違和感を覚えることは多いです。
職務経歴書が完成したら必ず内容を見直し、表現やレイアウトの修正を行なってください。
自分だけで見直しするのが難しい場合は、転職エージェントに頼って添削してもらいましょう。
求人に合わせて加筆修正
職務経歴書は使い回さず、応募企業に合わせて手直しを加えてから提出しましょう。
具体的には、以下のポイントを中心に修正してください。
- 保有資格・スキル
- 自己PR
- 障害配慮
上記項目は、企業や求人によって”刺さるポイント”が異なります。少しでも書類選考の通過率を上げるために、個々の求人に合わせた内容に書き換えましょう。
職務経歴書を作成するポイント5つ
職務経歴書を作るときは、以下5つのポイントを意識してください。書類の読みやすさや、経験・実績を正しく伝えるために重要です。
- 応募求人との関連業務は厚めに書く
- 数字・実績・工夫したことを盛り込む
- 回りくどい表現を避け簡潔な文章を書く
- 書く内容は厳選しA4サイズ3枚以内に収める
- 職歴や自己PR文で障害特性に触れる
「何を書くか」「どうやって書くか」も大事だよ!
応募求人との関連業務は厚めに書く
応募求人の仕事内容に対して経験がある人は、職務経歴書上でも厚めに書いてアピールしましょう。
- 現職の具体的な担当業務
- 業務ソフトの使用経験
- 仕事内容に活かせそうな強み
関連業務を多く記載することで、採用担当者に対しポジションへの適性をアピールできます。
「まずは会って話を聞いてみよう」と、書類選考を突破できる可能性も上がるでしょう。
数字・実績・工夫したことを盛り込む
職務経歴書は事実を端的に書くだけでなく、数字や実績、工夫したことなども盛り込みましょう。
採用担当者が「この人はどんな業務を行なってきたか」をイメージしやすくなり、実績の説得力を高められます。
働きぶりをイメージしてもらえるかは、具体例の内容によって大きく変わります。求人への適性を判断してもらうためにも、数字や実績などの判断材料を記載してください。
職務経歴書には、職種・業界に関連したキーワードを入れると効果的。キーワードとは「その職種・業界で働くひとが実際に使う言葉」のことです。
例えば事務職の求人であれば
- Excelマクロ
- 勤怠管理
- キッティング
医療・福祉関連であれば
- 診療科目
- ケース会議
- 就労支援
など、その業界や職種ならではの言葉を盛り込みましょう。
ただしこのようなキーワードや専門用語は、別業界の人へは伝わりにくいものです。応募書類を”どんな人”が読むか、想定しながら言葉を選んでください。
回りくどい表現を避け簡潔な文章を書く
職務経歴書を書く際は回りくどい表現を避け、簡潔で分かりやすい文章を書きましょう。結論や重要な情報は先に書き、次に続く文章で補足説明を入れると伝わりやすいです。
職務経歴書を完成させたあとは読み返し、要らない言葉や分かりにくい表現は都度、修正しましょう。
簡潔な文章を書く際には、以下のポイントに着目してください。
- ひとつの文章に複数の説明を盛り込まない
- 文章の中に「、」は多くても2つまで
- 「誰に」「何を」伝える文章か考えてから書く
また分かりやすい文章を書くコツとして、PREP法という文章の「型」があります。
PREP法は主にビジネスシーンで用いられる文章構成方法であり、簡潔かつ説得力のある文章を作成する際に用いられる。PREP法における「PREP」とは以下の
・P=Point(結論)
・R=Reason(理由)
・E=Example(事例、具体例)
・P=Point(結論を繰り返す)
の頭文字を取っている。最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。
引用:Wikipedia
物事を論理的に説明する際、説得力を持たせやすい文章表現です。意識して使ってみてください。
書く内容は厳選しA4サイズ3枚以内に収める
職務経歴書の枚数は、3枚以下に抑えましょう。求人要件に合わせて、アピールする内容を取捨選択してください。
細かい説明が必要な場合でも、要点を絞って手短に書く工夫が大切です。要らない言葉を削ったり、説明の言い回しを変えたりすることで、少しでも文章量を減らす工夫をしてください。
障害者雇用の場合は一般の方と異なり、転職回数が多めだったり配慮を書く必要があったりと、ボリュームが多くなりがち。あまりにページ数が多いと、採用担当者の負担が大きくなり、読むことを諦めてしまう可能性があります。
職歴や自己PR文で障害特性に触れる
障害者雇用の職務経歴書では、職歴や自己PRなどの文章で障害特性に触れることも有効。
配慮事項でない文章にも障害特性の話を挟むことで、より業務と障害に関連性についてイメージを持ってもらいやすいです。
契約書の文書管理を担当していました。契約書や納品書などを整理し、所定のフォルダに整理する業務です。一度に多くの依頼があると苦手感が起きやすいですが、上長に相談するなどの対処を行い処理しています。持ち前の細かさを活かすことで、契約書を適切に管理できていると評価していただきました。
私の強みは高い集中力です。発達障害の特性上、目の前の作業にのめり込みやすい傾向があります。疲れるまで没頭しやすいところは欠点ですが、単調な仕事でも集中力を切らさずに続けることができます。特にパソコンでのデータ入力を得意としており、何時間でも同じパフォーマンスを維持し続けることが可能です。貴社求人のデータ入力業務でも、集中力の特性を活かして貢献できると考えております。
業務に障害特性が影響する場合、どんな特性があるか軽く触れておくと認知してもらいやすいでしょう。
職務経歴書の完成度を高める第三者チェック
職務経歴書の完成度を高めるには、自身による見直しだけでなく第三者チェックも有効です。他の人に客観的な視点で読んでもらうと、自分では気付けなかったミスや修正点が発見できます。
- 家族や友人などの近しい関係者
- 障害者支援の支援者
- 転職エージェント
信頼できる第三者に読んでもらい、客観的な視点からのチェックを受けましょう。指摘された点を改善することで、職務経歴書の質をさらに高められます。
求人応募が前提の場合は、転職エージェントに見てもらうのがオススメ!
書類選考の通過率を上げる方法
書類選考の通過率を上げる方法は、書類の質を高めるだけではありません。
- 自己分析を徹底的に行う
- 求人ごとに書類をカスタマイズ
- 計画的に応募書類を作る
ただ書類を書くだけでなく、転職の背景や目的を明確にすることも大切。計画的に応募書類を作って、求人応募の際に慌てないよう準備しておくことも必要です。
障害者雇用の転職に必要な書類については、以下の記事も合わせてお読みください。
»【通過率を上げる対策】障害者雇用の書類選考に使う3つの応募書類
職務経歴書のよくある質問
障害者雇用の職務経歴書について、よくある質問を紹介します。
まとめ|書類選考を突破する職務経歴書の書き方
本記事では障害者雇用の転職に使う、職務経歴書の書き方とポイントについて紹介しました。
- 職務経歴書に必要な5つのコンテンツ
- 職務経歴書を作る具体的な手順
- 職務経歴書を作成するポイント7つ
職務経歴書は、自身の経歴とスキルを適切にアピールする重要な書類。書類選考を突破し内定を勝ち取るためには、内容を整理しより魅力的に仕上げる必要があります。
障害者雇用においては強みや実績などのアピールだけでなく、障害特性や配慮など”障害者雇用ならではの情報”も整えてください。
本記事を参考にして、職務経歴書を一つひとつ改善していきましょう。
書類選考を通過するためのポイントは、以下の記事も合わせてお読みください。