- 発達障害のこと、どこまで話せばいい?
- 担当者に変な人だと思われないか不安
- 自分がうまく使いこなせるか、自信がない
発達障害がある私たちにとって、担当者に何をどこまで伝えるか、提案された求人をどう判断するかは特に迷いやすいポイントです。
転職エージェントは、悩みを話せば自動的に答えを出してくれるサービスではありません。自分の希望や判断を伝えながら、担当者と一緒に転職活動を進める必要があります。
よしだ何をどう伝えたらいいか迷うよね…


本記事では、発達障害のある方に向けて、転職活動でエージェントの価値を引き出す使い方を紹介します。
結論から言うと、転職エージェントはビジネス上のパートナーとして付き合いましょう。
サポートを受けるのは、あくまで「納得のいく転職」を実現するため。担当者の意見も踏まえ、最後は自分で判断しながら進めることが大切です。
- 担当者とどう接したらいいか分からない
- 結局全部言われるがままになりそう
こんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。


発達障害がある人の転職活動、ここで止まっていませんか?
- 自己分析が進まない → 自分の強みが分からない
- 書類が通らない → 何が悪いのか分からない
- 面接が怖い → 準備のやり方が合ってるか心配
こうした悩みは一人で抱え込まず、転職エージェントに頼りましょう!
- 書類添削+面接対策で合格率UP
- 特性に合う求人を一緒に選べる
- 日程調整や企業とのやりとりを代行
もちろん全て無料です。行き詰まる前に、まずは1件相談してみませんか?



方向性の相談だけでもOK。初めてなら「dodaチャレンジ」がオススメだよ!
\ 発達障害の当事者が厳選! /
前向きに転職活動を進めるために転職エージェントを使う


転職エージェントは、転職活動を前に進めるために使うツールです。
転職を目指して使うのはもちろん、転職市場をリサーチしたり、自分の市場価値を確認したりといった目的にも使えます。
一人で転職活動を進めると、書類作成や情報収集の途中で手が止まる場面が出てきやすいです。
- 分かりやすい書類を作るのが難しい
- 複数社とのやり取りに疲れてしまう
- 想定外の質問への切り返しが苦手
転職エージェントが間に入ってくれると、書類の細かなミスを手直ししてくれたり、企業とのやり取りを代行してもらえたりと、選考中のミスを減らしやすいです。
転職エージェントはつまづきやすいポイントで伴走してくれるため、困りがちなシーンのサポートをしてくれます。
転職エージェントは、自己分析やキャリアの方向性を見直すうえでも使えます。
自己分析は一人で進めると詰まりやすく、堂々巡りに入ってしまうケースは多いです。ネガティブな面ばかりが見えてしまい、結果として自分の強みや働く方針をうまく言語化できません。
転職エージェントと話すことで「これは強みになる」「こういう仕事の方が向いている」といった見立てが返ってくるため、自分では気付けなかった良さや可能性に気付けます。
私は同じ転職エージェントを、時期を変えて2回利用した経験があります。
1回目の担当者からは、フルリモートとフレックスが整う現職なら残る選択を勧められました。2回目の担当者からは、実績を踏まえて年収の高い求人も狙えると言われています。
転職エージェントは、使えば自動的に転職活動が進むわけではありません。担当者や使い方によっても、サポートの質が大きく変わります。
自分の転職活動を進めるために、どのようにエージェントを使うかを意識することが大切です。



どう使うかより、何がしたいかを意識!
発達障害の伝え方は事前に方針を立てる


転職エージェントへ登録するとき、必ずぶつかるのが「自分の発達障害をどこまで伝えるか」の判断です。
前提として、障害や特性などの情報は、面談前に大まかな開示方針を立てておきましょう。面談中にその場で判断すると、相手ごとに伝える情報が変わってしまいます。
- 勢いで話しすぎてしまう
- 言うべきことを飲み込む
- 相手の勘違いを正せない
ただでさえ慣れない面談の場で緊張し、意図しない対応をしてしまう方は多いです。
事前に「自分はどう伝えるか」の方針を決めておけば、面談中に迷いにくくなります。
発達障害の開示の方針は、障害者手帳の有無で変わります。
| 障害者手帳 | パターン | 例 |
|---|---|---|
| 手帳あり | 開示する/開示しない | 障害者雇用/一般求人に開示/障害を伝えず働く |
| 手帳なし | 伝え方を自分で決める | 「苦手なこと」として扱う、発達障害グレーゾーンと伝える等 |



あくまで方針を決めるのは自分。
開示の方針は、まずは仮置きでかまいません。担当者と面談して違和感があれば、方針を変えて別の転職エージェントとも話してみましょう。
私自身も2026年の転職活動では、最初は一般求人へ障害を開示する方針を試しました。
複数の一般エージェントと話しましたが、障害者雇用を勧められたり、スキルに合う求人でも応募まで進めなかったりと、思うようには動きませんでした。
途中から障害者雇用を中心とした応募へ切り替え、結果として2026年7月に転職できました。方針は最初に決めきらず、転職活動の感触を確かめながら変えてもかまいません。
障害を開示する(オープン)
転職エージェントに発達障害を開示する場合、担当者と伝え方を調整しながら応募するのがおすすめです。
「発達障害があるんですが、今後のキャリアについて相談させてください」と持ちかけ、担当者の反応や提案を引き出しながら方針を固めましょう。
障害を開示して相談すると、応募できる選択肢や現実的な方針が担当者側から出てきます。
- 障害者雇用が合いそうなら障害者向けの求人
- 一般雇用でいけそうなら配慮を受けやすい一般求人
自分ひとりで方針を決めず、担当者の見立てを借りながら動けるのが、発達障害を開示する強みです。
担当者に伝える情報は最低限、診断名と必要な配慮の2つでOK。あくまで転職で何を実現したいかをベースに置き、発達障害は制約条件のひとつとして扱いましょう。
発達障害への理解は、転職エージェントのサービスや担当者レベルで変わります。
障害者向けの転職エージェントであれば、発達障害についての理解を得られやすいです。一般の転職エージェントでは理解が浅い場合があるため、担当者によっては流されるケースもあります。
複数の転職エージェントで反応を比べておくと、自分に合う担当者が見つかりやすいでしょう。
障害を開示しない(クローズ)
転職エージェントに発達障害を開示しない場合、一般雇用の求職者として転職活動を進めます。幅広い求人や年収から選べる一方、特性への配慮は求められません。
発達障害の話を伏せるだけで、担当者とのやり取りは通常どおり。実務経験や希望職種、条件のすり合わせといった一般的なキャリア相談として進めましょう。
必要なのは、自分の苦手なことをカバーするための工夫。以下のように、ツールや運用で自己対処する方法を見つけてください。
- マルチタスクが苦手だからタスク分解の技術を身につける
- 抜け漏れ防止にAIボイスレコーダーで文字起こししてログを取る
仕事上の苦手は、発達障害という言葉を出さずに伝えることもできます。
「電話対応が続くと消耗してしまうので、なるべく電話の比率を抑えた求人を探したいです。逆に、文字ベースのやり取りや資料作成は得意です」のように、苦手と得意を対で伝えると担当者も求人を絞りやすくなります。
クローズで働く場合は、自分なりの対処法を持っておくことが前提になります。オープンを選んだ場合でも、すべてを職場の配慮で解決しようとせず、自分でも調整できる力があると働きやすさは大きく変わります。
グレーゾーンは何を開示するか決める
グレーゾーンの方の場合は、転職エージェントに「何を・どこまで伝えるか」を自分で決めましょう。
障害を開示しないクローズと似ていますが、障害者手帳という根拠がないぶん、伝える言葉は自分で考えることになります。
担当者に伝える情報は、大まかな開示レベルに分けられます。以下を例に、自分にとって伝えやすい表現を考えてみてください。
| 開示レベル | 行動 | 例 |
|---|---|---|
| 強め | グレーゾーンだと言葉にする | 「発達障害グレーゾーンです」 |
| 中くらい | 傾向として伝える | 「大きい音が苦手な傾向があって」 |
| 弱め | 業務上の苦手として伝える | 「ルーティン業務が苦手なんですよね」 |
| 開示なし | 一般の転職希望者として登録する | 何も伝えず転職活動を進める |



自分が納得できる伝え方を見つけよう
どの伝え方を選んでも、担当者からは具体的に何に困るかを聞かれます。相手や場面に合わせて選んでかまいません。
複数の転職エージェントに登録して、片方では強め、もう片方では弱めの開示を試すこともできます。担当者の反応を見ながら、自分の伝え方を決めていきましょう。
どこまで伝えればいいかに正解はありません。相手の反応ではなく、自分にとって納得のいく伝え方を固めてください。
単にグレーゾーンという名前だけでなく、自分が何に困っているかを整理することが大切です。
「私は発達障害グレーゾーンです」とだけ伝えても、担当者はどのような対策が必要なのか分かりません。
困りごとを具体的にしておけば、担当者は回避策を考えながらサポートしやすくなります。
発達障害がある人の転職エージェントの使い方


転職エージェントを使う目的は、求人を紹介してもらうことだけではありません。
担当者と一緒に転職活動を進めるほか、転職市場や求人の情報を集めたり、キャリアの方向性を整理したりするためにも使えます。
担当者と一緒に転職活動を進める
担当者と転職活動を進めるときは、自分の希望や判断を伝えながら、転職活動の方針を調整していきましょう。
担当者は共有された情報をもとに、提案する求人を調整します。アドバイスどおりに動くのではなく、合わない点や迷っている点も伝え返すことも大切です。
- 担当者と応募方針を固めて動き始める
- 提案された求人に意見を返して軌道修正する
- 進め方を調整し、合わなければ担当者変更を申し出る
担当者と方針を固めて応募を始める
初回面談では、希望する仕事や働き方、転職時期を共有し、どのような求人へ応募するかを担当者とすり合わせます。
最初から条件を固めきる必要はありません。現時点の希望を共有しておくと、担当者も求人を提案しやすくなります。
面談では、次の内容を伝えましょう。
- 希望する仕事内容や働き方
- 避けたい業務や職場環境
- 転職したい時期
発達障害を開示する場合は、企業への伝え方や必要な配慮を担当者と調整します。発達障害を開示しない場合は、障害名に触れず、希望条件や避けたい業務の範囲で相談してかまいません。
退職理由や経歴の伝え方に迷う場合も、応募前に相談できます。
障害者向け転職エージェントを利用する場合に、初回面談で伝える内容や準備するものは以下の記事で詳しく解説しています。
提案された求人は断って軌道修正する
紹介された求人が希望と合わなければ、無理に応募せず断ってかまいません。
ただ断るだけでなく、合わない理由と次に探したい求人を伝えると、担当者も提案を調整しやすくなります。
- 通勤時間が長いため、もう少し自宅から近い求人を探したい
- 電話対応が多いため、メールや資料作成が中心の仕事を探したい
- 仕事内容は合うため、同じ職種でもう少し残業の少ない求人を探したい
私が最初に利用した転職エージェントでは、面談が短時間で終わりました。時間がなく詳しい情報を渡せなかったため、面談後にメールで「フルリモートを最優先にしたい」と伝えています。
求人を比較するうちに、最初に伝えた条件の優先順位が変わることもあります。変わった内容は早めに担当者へ共有し、次の求人提案へ反映してもらいましょう。
応募するか迷う求人が続く場合は、再面談を依頼して判断軸をすり合わせてもかまいません。
進め方を調整しても合わなければ担当者を変更する
担当者との進め方が合わないときは、無理に自分を抑えて付き合い続ける必要はありません。まずは困っていることを伝え、連絡方法や求人提案の進め方を調整しましょう。
- 連絡の頻度やタイミングを変えてもらう
- 電話ではなくメールやチャットを中心にしてもらう
- 求人を提案する前に、希望条件を確認してもらう
調整しても状況が変わらない場合は、担当者の変更を申し出てかまいません。担当者を変えることはクレームではなく、自分が転職活動を進めやすい環境を整える方法のひとつです。
担当者本人へ伝えにくい場合は、サービスの問い合わせ窓口から変更を依頼する方法もあります。
私自身も、合わない担当者の変更を言い出せずに連絡を止めた経験があります。最終的に、そのエージェントとのやり取りはフェードアウトしました。



なんか違うって直感は無視しちゃだめ
転職市場と自分に合う求人を知る
応募する求人を決める前に、担当者から転職市場の現状と自分に合う求人の情報を集めましょう。
求人サイトだけでは、現在の求人数や条件の相場を把握しきれません。自分の経験やスキル、特性を踏まえて、どのような求人が候補になるかも判断しにくいです。
担当者には、次のような情報を聞いてみましょう。
- 現在の求人数や条件の相場
- 自分の経験やスキル、特性を踏まえて候補になる求人
まず市場全体を確認し、そのうえで自分に合う求人へ絞り込むと、今の選択肢が具体的に見えてきます。
私は2024年に、他社で自分の経験がどう評価されるか確かめるために転職活動を行いました。
転職エージェントと話した後、実際にいくつもの求人へ応募。不採用や内定の結果が積みあがるなかで見えてきたのは、自分の経験に対する評価でした。
現職に残ることで得られる経験や、他社へ転職することで変わる条件も冷静に比較できるようになりました。
当時の私が選んだのは、現職への年収交渉です。結果として年収を引き上げてもらい、残留することを決めました。
転職市場や求人の相場を見ながら方針を調整する
担当者には、現在の求人数や条件の相場を聞いてみましょう。求人サイトだけでは、エージェントが保有する非公開求人や、企業ごとの採用状況まで把握できません。
- 希望する職種や地域の求人数
- 経験やスキルに対する年収・条件の相場
発達障害を担当者へ開示している場合は、開示方針による求人の違いや、発達障害者の採用実績、企業が対応できる配慮についても確認してください。
希望に合う求人が少ない場合は、利用するエージェントを変えたり、希望条件の優先順位を見直したりして、少しずつ条件を広げます。
一方で、希望に合う求人が十分にある場合は、条件を変えずに比較し、自分に合う求人をさらに絞り込みましょう。
担当者から聞いた情報をもとに、今の方針を続けるか、条件や利用するエージェントを見直すかを決めてください。
自分に合う求人を担当者に聞く
転職市場の相場を確認したら、自分の経験やスキル、得意・苦手を踏まえて、どのような求人が合いそうかを担当者に聞いてみましょう。
具体的には、次のように質問がおすすめです。
- 「今の経験から、どのような職種や求人が候補になりますか」
- 「自分の得意・苦手を踏まえると、どのような職場環境が合いそうですか」
- 「この求人のどこが、自分に合うと考えましたか」
求人名だけでなく、担当者がどの経験や得意・苦手を見て合うと考えたのかも確認します。
担当者の見立ては結論ではなく、自分で応募先を判断するための仮説として受け取りましょう。
今後の仕事や働き方を担当者と整理する
目指す仕事が決まっていない人も、すでに希望がある人も、担当者と話しながら今後の仕事や働き方を整理できます。
転職エージェントは、実際の求人と求職者の経歴を日々見比べています。経験をもとに、自分だけでは気づきにくい実績の活かし方や、視野に入る仕事の選択肢を聞けます。
- 自分の強みや向いている仕事を一緒に洗い出す
- 次の転職で目指す仕事や働き方を考える
一人で答えを出してから相談する必要はありません。今ある希望や迷っていることを話しながら、次に進む方向を具体的にしていきましょう。
自分の強み・向いている仕事を担当者と洗い出す
自分の強みや向いている仕事は、これまでの経験を担当者へ話すと見つけやすくなります。
面談では、これまでの仕事を次の観点から振り返りましょう。
- これまでに経験した仕事内容
- 比較的続けやすかった業務
- 周囲から評価されたこと
- 苦手だった業務や負担を感じた環境
- 自分なりに工夫して対応できたこと
経験を話したあとに、「どの経験が企業から評価されそうですか」「どのような仕事内容や職場なら、力を発揮しやすそうですか」と聞いてみましょう。
担当者の見立ては結論ではなく、自分の強みや向いている仕事を考えるための仮説として受け取ります。
担当者へ話す材料を自分で整理しにくい場合は、以下の記事で自己分析の進め方を確認してください。
今後目指す仕事や働き方を担当者に相談する
今後目指したい仕事や働き方は、まだ決まっていない段階から担当者へ相談できます。すでに希望がある場合は、希望する仕事に必要な経験や、条件に合う求人があるかを確認してください。
担当者は、実際の求人で求められる経験やスキルを把握しています。今の経歴から進める仕事や、希望する仕事へ近づくために必要な準備を聞いてみましょう。
- 今の経験から進める仕事や役割
- 数年後に目指したい仕事や働き方
- 次の転職で身につけたい経験やスキル
- 今後も優先したい条件と、調整できそうな条件
担当者に進む方向を決めてもらうのではなく、意見を自分で判断するための材料として受け取ります。すぐに応募せず、相談だけで終えてもかまいません。
相談して見えてきた選択肢を、自分の仕事選びの基準へ落とし込む方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
状況ごとに転職エージェントを選んで使い分け


転職活動の大まかな方針を置いたら、自分の進め方に合う転職エージェントを選びましょう。
障害者手帳の有無だけでなく、発達障害や特性をどこまで伝えるかによって、利用しやすい転職エージェントが変わります。
| 転職活動の進め方 | まず相談するなら | ほかも比較する |
|---|---|---|
| 障害者雇用の求人を探す | dodaチャレンジ | ≫ 発達障害者向け転職エージェント |
| 発達障害を開示せず一般雇用で探す | マイナビAGENT | ≫ クローズ就労向け転職エージェント |
| 手帳なし・グレーゾーンとして求人を探す | doda | ≫ グレーゾーン向け転職エージェント |



迷ったら、まず1社と話してみよう!
転職エージェントを正しく使うための前提知識


転職エージェントを使ううえで、サービスの仕組みと限界を知っておきましょう。
転職エージェントに期待しすぎると、求人を紹介されないときに落ち込んだり、提案を断りにくくなったりします。
知っておきたい前提は、次の3つです。
- 転職エージェントは企業から報酬を受け取るビジネス
- 希望どおりの求人が必ず見つかるわけではない
- 転職時期によってサポートの優先度が変わる場合がある
仕組みを理解しておくと、担当者の提案に振り回されず、自分で判断しやすくなります。
転職エージェントにとってあなたは「商品」
転職エージェントは、求職者を企業へ紹介して報酬を得るビジネスです。
紹介した求職者の入社が決まると、企業から転職エージェントへ報酬が支払われます。そのため求職者は無料で利用できます。
担当者は求職者の希望だけでなく、企業へ推薦できるかどうかも見ています。求人提案を左右するのは、主に次の条件です。
- 企業が求める経験やスキル
- エージェントが保有する求人
- 応募先企業での採用可能性
希望に近い求人でも、企業の採用条件と職歴が合わなければ提案されない場合があります。反対に、自分では候補に入れていなかった求人を提案されるケースもあるでしょう。
提案された求人をそのまま正解と考えず、自分の希望と照らして応募するか判断してください。
希望通りの求人が必ず見つかるとは限らない
転職エージェントへ登録しても、希望どおりの求人が必ず紹介されるわけではありません。
転職エージェントが紹介できるのは、その時点で保有している求人だけです。企業の採用条件と求職者の経験や希望が合わなければ、紹介にはつながりません。
私は発達障害の診断を受けた直後に、障害者向け転職エージェントへ登録しました。
当時は短期離職を繰り返し、仕事でアピールできる経験も少ない状態。面談には進めず、「紹介できる求人はありません」というメールだけでした。
その後はハローワーク経由で就職し、3年以上同じ職場で働いたあとに同じ転職エージェントへ再登録。今度は面談を受け、複数の求人も紹介してもらえました。
求人を紹介されないときは、担当者へ理由を確認してみましょう。理由に応じて、希望条件や利用するエージェントを見直してください。時期を変え、一旦仕切りなおす方法もあります。
情報収集だけの人は優先度が落ちる場合がある
転職時期が決まっていない段階でも、転職エージェントへの登録や相談は可能です。
ただし担当者は、現在応募できる求職者を優先して対応することがあります。情報収集の段階では、求人紹介や連絡の頻度が低くなる可能性も考えておきましょう。
面談では、現在の検討段階と相談したい内容を具体的に伝えてください。
- すぐに応募できる求人を探している
- 数か月後の転職に向けて準備したい
- 転職するかは未定だが、市場や選択肢を知りたい
「まだ転職するか決めていません」だけでは、担当者も何を案内すればよいか判断できません。転職時期が未定でも、知りたい情報まで伝えると面談の目的が明確になります。
転職意欲を高く見せるために、無理に「すぐ転職したい」と伝える必要はありません。今の状況と相談したい内容を、そのまま共有しましょう。
転職だけでなく、スキルアップを視野に入れるのもおすすめです。
転職エージェントは複数登録して比較するのがおすすめ


転職エージェントは1社だけでなく、複数社に登録してみることをおすすめします。
2〜3社と面談し、サービスの違いや担当者の対応を比較してください。1社だけでは、紹介された求人や担当者の提案が自分に合っているのか判断しにくくなります。
比較したいポイントは、主に次の3つです。
- 求人の質と量
- 担当者の提案力と相性
- エージェントごとの強みや専門性
たとえば、A社は担当者が親身でも、提案される求人が自分の希望とずれる場合があります。一方、B社はビジネスライクでも、経歴や希望を踏まえた求人を多く提案してくれるかもしれません。
私自身も複数の転職エージェントを利用し、各社で対応が異なると感じました。じっくり話を聞く担当者もいれば、条件を確認して具体的な求人を多く提案する担当者もいます。
私は「話を聞いてもらうこと」より、自分で判断できる材料を集めたいタイプです。そのため、求人を多く提案してくれるエージェントを中心に利用しました。
担当者の提案力や相性は、実際に話してみなければ分かりません。複数社を比較したうえで、自分が転職活動を進めやすいエージェントを選びましょう。



比べなきゃ、良さも悪さも分からない!
よくある質問
まとめ|転職エージェントは自分で判断しながら活用する
本記事では、発達障害のある方に向けて、転職エージェントの使い方を解説しました。
- 話す内容・話さない内容を事前に整理する
- 希望や判断を伝えながらエージェントを活用する
- 担当者の見立てを判断材料として受け取る
転職エージェントは、転職先を決めてもらう相手ではありません。転職活動を一緒に進めるビジネスパートナーとして、必要な情報やサポートを引き出しながら活用しましょう。
まずは自分の状況に合う転職エージェントを選び、1社登録してみてください。






