- 転職エージェントに登録したのに連絡が来ない…
- もしかして、自分の対応に問題があったのかな?
- いつまで待てばいいの?他のエージェントに変えた方がいい?
障害のある方をサポートする会社「転職エージェント」。ハローワークに無いような求人を多く保有しているため、転職希望者は使わない手はありません。
とはいえインターネット上やSNSで「転職エージェントから連絡が来ない」という内容の書き込みを見ることもあり、不安になる気持ちも分かります。
連絡が取れなきゃ話が進まない!
本記事では転職エージェントとの付き合い方に悩む方に向けて、連絡の催促や見切りをつけるタイミングについて紹介しています。
結論からお伝えすると、転職エージェントから連絡が来ないことはよくあります。
担当者は自分だけでなく、さまざまな転職希望者の対応をしています。場合によっては優先順位を下げられている可能性もあるでしょう。
- 「良いと思ったアドバイザーだから連絡が欲しい」
- 「反応が遅いと不安になるから担当者でいいのか心配」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
【状況別】転職エージェントから連絡が来ない場合の対処法
転職エージェントから連絡が来ないタイミングは、状況によってさまざま。
- 登録時
- 面談後
- 応募後
それぞれの状況に応じて、適切な対応を取りましょう。不安に駆られて毎日のように追加連絡を送ると、それだけで安定性のない人と受け取られる可能性もあります。
まずはそれぞれの状況に合わせて、再連絡や見切りをつけるなどのアクションを考えていきましょう。
連絡が来ない事実より、どんなアクションを起こすかが大切だよ!
登録しても面談調整の連絡がない
転職エージェントの登録後、面談日程の調整連絡が来ないケースは多いです。通常であれば2~3日程度で連絡が届きますが、1週間経っても反応がない場合は以下のアクションを起こしましょう。
- 登録したエージェントの公式お問い合わせに連絡する
- ”自分は対象外だった”と仮定して他の転職エージェントを使う
たとえ障害者専門の転職エージェントだとしても、求職者から見たらあくまで「ツール」のひとつ。初回面談時ならダメージは少ないですが、例えば第一希望の最終選考後に反応が遅いと致命的。
リスクのあるツールを使い続ける必要はありません。
面談後に求人情報が送られてこない
初回面談後に求人を紹介してもらう際、ぜんぜん連絡が来ないケースがあります。大体1週間程度で連絡をもらえる場合が多いですが、条件面の調整などで時間がかかることもあるでしょう。
2週間程度待っても連絡が来なければ、お問い合わせや担当のメールアドレス宛に連絡を入れてください。
「お世話になっております。よしだです。先日の面談でお話しいただいた求人情報についてですが、進捗はいかがでしょうか?ご確認よろしくお願いいたします。」
場合によっては条件面の折り合いが合わず、提示した希望条件で仕事が見つからなかった可能性もあります。
条件面の見直しや変更など、転職の目的を外さない程度の柔軟な対応も必要です。
求人に応募しても進捗の報告がない
求人に応募後、進捗の報告がない場合は、企業側でストップしている可能性が高いです。
- 他の候補者の評価が出揃うまで待つ
- 内定を出すか決めあぐねている
- 転職エージェントと交渉の最中
通常であれば書類選考は1週間、長くても2週間程度です。面接も1週間程度で結果が出ることが多いため、1~2週間の間音沙汰がなかった場合は確認の連絡を入れましょう。
「貴社経由で株式会社XXXXに応募しました、よしだと申します。面接日時がX月X日と日数が経っているため、貴社宛てに合否の連絡がないかご確認いただけますでしょうか?」
企業側の選考状況によっては、通常よりも長くかかることもあります。待ち時間に他の求人へ応募したり、自己分析や応募書類のブラッシュアップを行うといいでしょう。
連絡が来ないときの見直しポイント
転職エージェントから連絡が来ない場合、すべてをエージェント側のせいにするのではなく、ご自身の改善できる点を探すことも大切です。
具体的には、以下の3つを見直すといいでしょう。
- プロフィールや職務経歴書
- 希望条件の優先順位付け
- 障害特性の自己理解や説明方法
自分でできる改善点を見つけてみよう!
プロフィールや職務経歴書
まずは転職エージェントに提出する、プロフィールと職務経歴書の内容を見直しましょう。
転職エージェントは面談前に求職者データを見て、転職の実現性を確認します。
- 過去の仕事の実績や経験
- 強みとなる能力や環境
- 障害特性上、手助けが必要なこと
事実を書くのは大切ですが、文章の内容をアピールに変えることも大切です。
「だから得意です」と伝えられるよう、内容を整理しておくことをオススメします。
希望条件の優先順位付け
希望条件の優先順位付けは、転職活動を確実に進めるためにとても重要。ご自身の転職に求める条件を書き出し、以下に分類しましょう。
- これだけは必須の条件
- できれば叶えたい条件
- あれば嬉しい条件
転職求人において、100%理想が叶う求人は少ないです。転職エージェントに伝えた条件のなかから、一定の譲歩ができることも伝えましょう。
何を目的に転職するかの「軸」を定め、最も優先したい条件を絞ることが大切です。
障害特性の自己理解や説明方法
障害者雇用の転職活動において、重要なのがご自身の障害特性の説明。先方が理解できるよう、表現を簡素にしながら伝えましょう。
- どういうときに不具合が起きるのか
- 自分でどんな対策を取っているのか
- 会社として何をサポートすればいいか
今後の仕事のためにも”伝わる説明方法”にブラッシュアップすることが大切。「支援者やエージェントに言われたから…」ではなく、ご自身の働きやすさのためにも表現の工夫は大切です。
たとえ特性で困っていたとしても、正しく伝えられなければ適切なサポートを受けられません。
転職エージェントや求人企業側が原因のケース
転職エージェントからの連絡が来ないのは、求職者ご自身に原因があるとは限りません。
- 転職エージェントの対応遅れ
- 応募企業の判断が遅れている
転職エージェントは一人で多くの求職者を担当しているため、対応が遅れてしまうことがあります。特に転職市場が活気づく時期では、反応が遅くなるケースもあるでしょう。
転職エージェントから連絡が来ないからといって落ち込まず、応募書類などを見直しつつ様子を見てください。
必ずしも自分が悪いとは限らない!
エージェントに催促を送るタイミング
転職エージェントからの連絡がなく、催促を送る場合は以下のポイントを押さえてください。
- 初回面談前の場合は1週間程度の様子見
- 面談・面接時に言われた「〇日以内に連絡します」の経過後
- 催促しても反応がない場合は見切りをつける
転職エージェントに登録したものの反応がない場合、1週間程度は様子を見ましょう。その間はただ待つだけでなく、転職の希望条件を整理したり、他の転職エージェントの登録作業などを進めてください。
面談や面接後に連絡が来ない場合は、一定期間を待ってから転職エージェントへ催促の連絡をします。面談や面接では、たいていの場合「〇日以内に連絡します」と伝えられます。提示された期間は待機し、それでも連絡が来ない場合は催促をしましょう。
催促の連絡をしても反応がない場合、見切りをつけて次のアクションに移ることも大切。縁がなかったと思い、他の転職エージェントに登録したり、別の求人に応募したりしましょう。
時間も大事なリソース!ただ待つだけで転職期間が延びるのはもったいない。
障害者向け転職エージェントは2~3社に登録して比較
効率的に転職活動を進めるために、転職エージェントは2~3社に登録するのがオススメ。
転職エージェントは独自に求人を開拓しているため、「そのエージェントしか持っていない求人案件」があります。複数のエージェントに登録しておくことで、転職軸に合った求人を漏らさずキャッチできます。
また複数エージェントを掛け持ちすることで、それぞれの担当アドバイザーを比較可能。より自分に合ったアドバイザーを選ぶことで、安心して転職サポートが受けられるでしょう。
一方で登録件数が増えると、管理やコミュニケーションも大変になります。まずは2~3社に登録し、必要に応じて増やしていくことをオススメします。
転職を実現した人の半数以上が2~3社の転職エージェントを使ったという統計データもある!
\オススメの転職エージェント!/
サービス名 | dodaチャレンジ | LITALICO仕事ナビ | マイナビパートナーズ紹介 |
---|---|---|---|
対象地域 | 全国 | 一都三県中心 | 全国 |
対象者 | 全ての障害 | 全ての障害 | 全ての障害 |
求人件数 (非公開有) | 1,437件 | 3,671件 | 397件 |
ポイント | 障害ごとに専任 アドバイザー | 業界最大級の 障害者求人数 | 丁寧な対応で 初転職でも安心 |
詳細記事 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
その他の障害者向け転職エージェントについては、以下の記事もお読みください。
アドバイザーとの関係性を強化する方法
転職エージェントのアドバイザーとの関係性は、転職活動を有利に進めるために重要なポイント。以下3つを意識して、アドバイザーとコミュニケーションを取りましょう。
- 定期的な状況報告
- 希望条件の具体性
- セールスポイント
熱意と”売れそうか?”がポイント!
定期的な状況報告
転職活動を続けるうえで、定期的にアドバイザーへ状況報告をするのがオススメ。
進捗によってアドバイスや求人紹介の内容が変わるのもありますが、「積極的に転職活動を行っている」という意思表示にもなります。
一方で登録や面談しただけで終わっていると、こちらからアクションを送らなければ「転職活動に前向きか?」も伝わりません。
1ヶ月に1度や状況が変わったタイミングで、メール1本送るだけでもエージェントの反応が変わる可能性があります。
希望条件の具体性
転職エージェントに伝える希望条件は、より具体的になるよう考えてください。
- 年収を上げたい→年収を50万円上げたい
- 配慮が欲しい→〇〇について配慮を受けたい
- 実績をつけたい→〇〇業界で経験を積みたい
希望条件があいまいだと、アドバイザーはどんな提案をしたらいいか分かりません。同じ目標を共有することで、ミスマッチを防ぎ積極的に求人を紹介してもらえるようになるでしょう。
条件が明確であれば、スキルや経験と照らし合わせ、現実的な妥協案を相談しやすくなります
セールスポイント
セールスポイントを作るのは、転職活動において大切です。
- どんな仕事の経験がアピールできるか
- 何に強みがあって仕事に活かせるか
- 転職活動に対しどれだけ前向きか
転職活動で成果を出すために、ご自身のセールスポイントを明確にしましょう。
自分の強みや経験を具体的に伝えることで、転職エージェントもあなたに最適な求人を紹介しやすくなるでしょう。
自信を持って面接に臨むためにも、何が強みでどんなスキルが提供できるか整理しておくことをオススメします。
まとめ|連絡が来ない場合は不安よりも行動を
本記事では転職エージェントから連絡が来ないときの対処法や、連絡を待つ間にしてほしい「見直し」について紹介しました。
転職エージェントから連絡が来ないと、不安になるのは仕方ありません。しかし大切なのは、不安なまま待ち続けるのではなく、少しでも転職の成功率を高める行動を起こすこと。
納得いく転職を実現するために、転職エージェントのレスポンスだけを待ち続けることがないよう気をつけましょう。
対応によっては、他の転職エージェントに乗り換えるなども検討してください。