- 担当者が希望を聞いてくれない
- 条件を緩める提案に納得できない
- 担当変更すべきか判断できない
転職エージェントと話していて、担当者の対応に納得していない人は少なくありません。
しかし、その「モヤモヤ」は状況によって原因が異なるため、何が起きているのか判断しにくいです。
結果として我慢して使い続けたり、担当者を変えるべきか迷ったりする方もいるでしょう。
よしだなんかモヤモヤする…は無視しちゃだめ!


本記事では発達障害がある人に向けて、担当者との「モヤモヤ」を4つに分けて確かめ、次の動き方を決める方法を紹介します。
結論からお伝えすると、すべてが発達障害の特性が原因ではありません。特性や相性だけでなく、別の部分でズレている可能性もあります。
まずは転職エージェントに何を求めていたのかを振り返り、ズレている場所を小さいところから順番に確かめることが大切です。
- 自分が悪いのではないかと責めてしまう方
- 不快感だけで担当変更してよいか迷う方
こんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。


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- 自己分析が進まない → 自分の強みが分からない
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担当者と合わないのは発達障害だけが原因ではない
担当者と合わない原因を、発達障害だけに決めつける必要はありません。
特性による苦手が担当者とのズレとなるケースもある一方で、担当者の発達障害への理解や転職市場の求人状況などが原因となるケースもあります。
自分と担当者のどちらが悪いかを決めつけても、転職活動は前に進みません。大切なのは困っている原因を整理し、担当者と調整しながら軌道修正することです。
- コミュニケーションを電話からチャットに変える
- 希望条件の優先順位をすり合わせるため再面談する
- 業界や職種に専門性のある転職エージェントと面談する
「なんか合わない」という肌感覚は、無視しなくて良いです。ただし、「合わない」という感覚だけで担当者に原因があると決めつけず、転職エージェントから何を得たかったのかに戻りましょう。
転職エージェントの基本的な使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
担当者と合わないときは4つのズレを順番に確かめる
担当者と合わないと感じた場合、まずどこで困っているのかを整理してください。おおまかには、以下の4つに分類できます。
| 確認するズレ | 確認すること | 見直すこと | 調整後の変化 |
|---|---|---|---|
| 会話・進め方 | 連絡方法、応募ペース、希望の聞き取り方 | 担当者とのやり取り | 対応が変わるか |
| 転職方針 | 雇用枠、障害開示、条件の優先順位 | 担当者と決めた転職方針 | 提案が変わるか |
| サービスの対応範囲 | 保有求人、支援経験、地域や職種 | 利用するサービス | 他社で別案が出るか |
| 求人市場 | 求人の量、経験やスキル、必要な配慮 | 条件、時期、転職手段 | 選択肢が増えるか |



原因探しだけじゃなくて、何をするかまでがワンセット!
原因によって、対処の方法が変わります。
細かいレベルからひとつずつ見ていき、自分が何に困っているかを突き止めましょう。
担当者との会話・進め方のズレ
担当者とのコミュニケーションの取り方や、転職活動の進め方が合わないときは、具体的に意思表示することが大切です。
- 電話中心の連絡が対応しきれない
- 応募するペースが速すぎて疲れる
- 転職を急いでいるのに対応が悪い
たとえば「連絡が多くてつらい」だけでは、担当者は何を変えるべきか判断できません。
「平日は電話に出にくいため、連絡はメール中心にしてほしい」「管理しきれないから、求人応募は一度に3件までにしたい」のように、どう対応してほしいかまで伝えましょう。
もし面談でうまく話せなかった場合は、あとからメールで伝えてもかまいません。
私が最初に利用した転職エージェントでは、面談が短時間で終わりました。希望を十分に伝えられなかったため、面談後にメールで「フルリモートを最優先にしたい」と補足しています。
意思表示したあとは、必ず対応の変化まで確認するようにしてください。
| 段階 | 確認すること | 次の判断 |
|---|---|---|
| 調整する | 困った場面と希望する対応を伝える | 対応が変わるかを見る |
| 結果を見る | 実際の対応へ反映されたか | 再調整が必要か判断する |
| 再確認する | 同じ問題が続いているか | 担当変更を検討する |



ドライめに判断しちゃってもOK!
私自身も、合わない担当者の変更を言い出せず、連絡を返さなくなった経験があります。最終的に、その転職エージェントとのやり取りはフェードアウトしました。
合わないまま我慢すると、担当者との連絡だけでなく、転職活動そのものが止まることもあります。
希望を伝えて対応が変わったら、今の担当者のまま進めても問題ありません。意思表示しても変わらない場合は、担当変更やサービスの打ち切りなども視野に入れましょう。
転職方針の認識のズレ
転職方針や提案される求人に違和感がある場合、私たちと担当者で認識にズレが起きている可能性があります。
担当者とのコミュニケーションは成立していても、目指す方針がズレていたら不満となって出てきます。
私たちと転職エージェントの間で、以下のような認識が合っているか再確認してください。
- 障害開示の方針
- 希望条件の優先順位
- どうしても避けたいこと
- 転職時期やタイムリミット
たとえばフルリモートを希望しているのに、半分出社の求人ばかり提案されるケースがあります。この場合は私たちと担当者の間で、フルリモートの優先度に対する認識がズレているかもしれません。
もし提案に違和感がある場合、担当者へ率直に伝えてください。必要に応じて再面談なども行い、条件面や調整できる範囲を共有し直しましょう。
転職方針をすり合わせたあとは、実際の求人提案が変わるかを確認してください。
| 段階 | 確認すること | 次の判断 |
|---|---|---|
| すり合わせる | 障害開示、希望条件の優先順位、転職時期 | 求人提案が変わるかを見る |
| 結果を見る | 合意した方針が求人提案へ反映されたか | 再調整が必要か判断する |
| 再確認する | 認識をそろえてもズレた提案が続くか | 別の転職エージェントと話してみる |



希望条件は、伝えたかより伝わったかが大事!
合意した方針に沿った求人が提案されたら、そのまま転職活動を再開しましょう。認識をそろえても提案が変わらない場合は、試しに他の転職エージェントと話をしてみるのも有効です。
私自身も過去の転職活動で、最初は一般求人へ障害を開示する方針を試しました。複数の一般エージェントと話しましたが、障害者雇用を勧められたり、スキルに合う求人でも応募まで進めなかったりしました。
当時の転職活動で受けた反応は、次の投稿にまとめています。
その後は、障害者雇用を中心とした応募へ切り替えています。担当者と話しても違和感が続く場合は、利用するサービスだけでなく転職方針も見直してみましょう。
条件の優先順位や転職の軸を決める方法については、以下の記事も参考にしてください。
≫ 発達障害者が転職で失敗しないために必要な「転職の軸」の見つけ方
エージェントの対応範囲の不足
担当者から届く求人提案に納得いかない場合は、サービスの対応範囲が適切でない可能性があります。
転職エージェントには各社それぞれ得意分野があり、希望する求人を保有していなければ紹介も受けられません。
試しに別の転職エージェントと話してみることをおすすめします。業界・職種などの専門性が異なる転職エージェントと面談することで、今使っているサービスの対応範囲で起きている問題か判断しやすくなります。
他社と話すときは、今の担当者へ伝えたものと同じ希望条件を共有してください。
- 発達障害の開示・非開示
- 優先したい転職の軸
- 転職すると決めた理由
- 職種・勤務地などの希望条件
私自身も10社以上の一般エージェントに、障害を開示して同じ希望条件を伝えました。
推薦状を書いてくれた会社もあれば、一般向けサービスから障害者雇用の求人を提案された会社もあります。希望に近い求人が出ても、社内の推薦審査で止まった会社もありました。
同じ条件でも、転職エージェントによって返ってくる提案は異なります。
他社と話したあとは、返ってきた提案や反応を比べてください。
| 他社の反応 | 考えられること | 次のアクション |
|---|---|---|
| 違う求人や提案が出た | 今のサービスでは希望に対応しきれていない | 他社の併用・乗り換えを検討する |
| 他社でも希望に合う求人が出なかった | 特定のサービスだけが原因とは言い切れない | 求人が少ない理由を確認する |



他社と比べるまで、今のサービスをやめなくてOK!
今使っているサービスだけで転職市場全体を判断せず、別の転職エージェントから得られる情報も活用しましょう。
求人市場と発達障害者が働く条件のズレ
希望に合う求人を紹介されない場合は、求人市場とのズレも確認してください。
発達障害がある人の転職では、求人が見つかればよいわけではありません。特性による負担を抑えながら、働き続けられる求人を選ぶ必要があります。
たとえば、次のような条件を順に重ねていくと、紹介できる求人が少なくなることがあります。
- 希望する地域や職種
- 障害者雇用などの雇用枠
- 希望する年収や福利厚生
- 求められる経験やスキル
条件だけでなく、働き方との相性も重要です。曖昧な指示が少ないことや、急な予定変更を調整できることなど、特性に応じて外しにくい条件もあります。
担当者には、どの条件によって求人が少なくなっているかを確認してください。条件を変えた場合に、どのような選択肢が増えるかも聞きましょう。
| 段階 | 確認すること | 次の判断 |
|---|---|---|
| 条件を分ける | 働き続けるために必要な条件と希望する条件 | 変えてもよい条件を整理する |
| 理由を確認する | どの条件で求人が少なくなっているか | 条件を変えると求人が増えるか聞く |
| 結果を見る | 増えた求人でも無理なく働き続けられるか | 条件を見直すか探し方を広げる |



求人を増やすために、働き続ける条件まで外さなくてOK!
条件を変えて求人が増えても、特性に合わない働き方なら無理に応募する必要はありません。
必要な条件を残して求人が見つからない場合は、担当者変更ではなく転職時期や探し方を見直しましょう。
転職エージェント以外も含めた求人の集め方は、次の記事で確認できます。
担当者との相性は極端な決めつけで判断しない
担当者との相性を考えるときは、感じたことと実際に起きたことを分けて整理する必要があります。
モヤモヤを抱えたままだと、担当者か自分のどちらか一方に原因を求めやすくなります。
- 担当者だけが悪いと決めつけていないか
- 自分だけが悪いと思い込んでいないか
- 違和感だけでなく、受けられている支援も見ているか
不快な提案は根拠と代案で見極める
希望と違う求人を紹介されたり、条件を緩めるよう言われたりすると、嫌な気持ちになる人もいるでしょう。
ただし、嫌だと感じたことだけで、提案が間違っているとは判断できません。提案の良し悪しは、次の3点から確かめます。
- 条件を変える理由
- 条件を変えた場合に増える選択肢
- 条件を変えない場合の代案
私も職種特化型の転職エージェントから、「今の実績ではすぐの転職は難しい」「未経験分野への転職は難易度が高い」と言われました。
希望した答えではありませんでしたが、難しい理由が分かったため、次に何を見直すか考えられました。



バッサリ切ってくれる方が助かることもある!
発達障害の特性だけで自分を責めない
担当者のペースや考え方に合わせられないと、「発達障害がある自分に問題がある」と責めてしまうこともあります。
しかし、担当者との違いを自分の欠点として受け止める必要はありません。転職活動で大切にしたいことや、進めやすい方法は人によって異なります。
- 求人を早く選ぶより、納得してから応募したい
- 条件を緩めるより、働き続けられることを優先したい
- 口頭ですぐ答えるより、考える時間がほしい
担当者の進め方やスピード感が、自分に合うとは限りません。優先順位やゴール設定が違えば、どちらかが間違っていなくても負担は生まれます。
発達障害の特性が影響している場合でも、担当者に合わせられないことを能力不足や努力不足だと決めつける必要はありません。
得られる支援と残る負担の両方で判断する
担当者との相性は、担当者と自分のどちらが悪いかだけでは判断できません。違和感があっても、役立つ情報や支援を得られることがあります。
- 不快だったが、役立つ判断材料は得られた
- 完全には理解されていないが、必要な支援は受けられる
- 担当者を好きにはなれないが、転職活動は進められる
必要な情報が得られていても、負担を押し殺さないと続けられないなら、今の担当者のまま進めるのは難しいです。
一方で多少の違和感があったとしても、サポートによって転職活動が無理なく進むなら、継続する価値はあります。
担当者との相性を考えるときは、得られている支援と残る負担の両方を見てください。



転職活動が無理なく前に進めばOK、って考え方もある
転職エージェント一社だけで転職の可能性を決めない
1つの転職エージェントで話が進まなくても、すぐに転職活動をやめる必要はありません。
今のサービスを残したまま2〜3社を併用し、実際の対応や求人提案を見てからメインで使う1社を決めましょう。
転職エージェントによって、保有求人や得意な業界は異なります。担当者の対応にも差があるため、1社の反応だけでは転職市場全体を判断できません。
複数社を利用するときは、それぞれの役割を分けると管理しやすくなります。
| 役割 | 使い方 |
|---|---|
| メイン | 求人応募や担当者との相談を中心に進める |
| 補助1 | メインにない求人へ応募する |
| 補助2 | 情報収集や別の意見を得る |
最初からメインを決める必要はありません。面談時の対応や求人提案を比べ、自分が使いやすい転職エージェントをメインで使う1社に決めます。
私自身も複数の転職エージェントを利用し、各社の対応を比べました。じっくり話を聞く担当者もいれば、条件を確認して具体的な求人を多く提案する担当者もいます。
私は判断材料を集めたかったため、求人を多く提案してくれるエージェントを中心に利用しました。



あくまで「何を目的に使うか」が大事!
併用による混乱を防ぐため、次の3点にも注意してください。
- 複数社を利用していることを担当者へ伝える
- 同じ求人へ複数の転職エージェントから応募しない
- どのサービスから応募したか記録する
登録先を増やしすぎると、連絡や求人の管理が負担になります。まずは2〜3社から始め、管理できる範囲で利用しましょう。
1社の反応だけで結論を出さず、複数社を使いながらメインと補助の役割を決めてください。詳しい併用方法と注意点は、次の記事で解説しています。
まとめ|担当者と合わなくても転職活動を止めない
この記事では、発達障害がある人が転職エージェントの担当者と合わないときの判断方法を解説しました。
- 相性は転職活動が進んでいるかで判断する
- 会話・進め方から4つのズレを順番に確かめる
- 1社で進まなければ他の転職エージェントにも打診する
「なんか合わない」という感覚は、無視する必要はありません。自分が思っている以上に、担当者と相性が合わず負担がかかっている可能性もあります。
転職活動そのものを諦める前に、まずはどの場面でモヤモヤし、何に困っているかを整理することから始めてみてください。






