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【転職を繰り返す】仕事の続かない発達障害者が負のスパイラルから抜け出す対策5つ

  • 仕事が長続きできなくて転職ばっかり
  • もっと落ち着いて働きたいのに…
  • ずっと転職ばかりで将来が不安!

発達障害のある方の中には、職場になかなか定着できず転職を繰り返してしまう方が少なくありません。

スキルや実績が積み上がらず、このままで大丈夫かと不安になる人もいるでしょう。

よしだ

私も転職を10回以上繰り返してて、ずっと不安だったよ…。

この記事を書いた人
  • 発達障害ASD・ADHD(精神2級)
  • 営業職→適応障害→転職→営業職を繰り返す
  • 職種を変えても続かず就労移行支援も失敗
  • 障害者雇用の短時間パート事務職でやっと定着
  • 転職エージェント経由でフルリモート事務に転職
よしだTwitter

本記事では仕事が続かなくて不安がある方に向けて、今やるべき対策を5つ紹介しています。

  • せっかく就職できたのに辞めたくない!
  • 早く安定して仕事の不安を減らしたい!

そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。

タップできる目次

仕事が続かず転職を繰り返す発達障害者は多い

発達障害のある方は、仕事が続かず転職を繰り返してしまう方が少なくありません。

職場の理解が得られにくかったり、コミュニケーションのトラブル、体調や勤怠を安定させられなかったりする場合もあるでしょう。

障害特性は人それぞれ異なるため、ご自身で特性が把握しきれていないケースもあります。

発達障害者の職場定着率は71.5%

独立行政法人の公開しているデータを見たところ、発達障害の方の定着率は1年間で71.5%。約3割の方が定着できず、離職してしまっています。

また就労支援との連携の有無によっても、定着率が大きく変わります。

引用:厚生労働省
障害種類3ヶ月経過1年経過
発達障害者84.7%71.5%
知的障害者85.3%68.0%
身体障害者77.8%60.8%
精神障害者69.9%49.3%
障害者の職場定着率(障害種類別)
就労支援機関3ヶ月経過1年経過
連携あり87.1%70.3%
連携なし71.0%52.2%
障害者の職場定着率(地域の就労支援機関との連携の有無別)

支援者や周囲のサポートが得られなかったり、定着のための対策を行わないと、離職するリスクが大きくなってしまいます。

仕事が続かないときのよくある課題

仕事を辞めたい、続かない場合によくある課題は以下の通りです。

  • 仕事内容や配慮のミスマッチ
  • 人間関係・コミュニケーション
  • 勤怠の不安定と理解の得にくさ

発達障害の特性は個人によって異なるため、障害特性の自己理解が必要。また企業側に対し特性をうまく伝えて、配慮を受けられるかも大きな課題です。

職場の理解が得られないと、人間関係をうまく作ったり、円滑にコミュニケーションを取ったりできません。会話や指示方法が特性と合わず、仕事を覚えられない方もいます。

職場の受け入れ環境が良くないと、体調やメンタル面で不具合が出てくる場合もあるでしょう。

職場の理解を得られなければ、勤怠も不安定となり長く働き続けるのが難しくなります。

当ブログ筆者の職場定着できなかった事例

筆者は転職を繰り返し適応障害となり、複数の病院を受診。クリニックを転々とするなかで発達障害(自閉スペクトラム症)と診断されました。

新卒で就職したものの上手く馴染めず、配属された営業職を離職。経験が短いながらも「営業だったから転職先も営業しかない」と思い込み、複数の職場で営業職を担当、離職と繰り返します。

発達障害と診断されても「それでも自分は頑張れるはず」と、職場に障害を公開しないクローズ就労で就職。営業職から離れ工場、接客、事務職と移ったものの、全て上手くいかず短期離職してしまいました。

よしだ

最悪なケースは、たった1日で離職した職場も…。

就労移行支援を利用するも、比較しなかったばかりに短期で挫折。作業するだけの事業所へ登録してしまったため、意味のない時間を過ごしてしまいました。

就労継続支援A型でひとつの場所で働き続ける訓練をしつつ、並行して就職活動を行い障害者雇用のパート事務職に就職。

3年間働きながら在宅でWEBライターなどを並行して、転職エージェントを使って完全在宅の事務職に転職しました。

職場定着は仕事のスキルや職種とのマッチングだけでなく、周囲の環境やサポートが大きく影響します。

仕事が続かない場合の対策

「仕事が続かない」「職場定着が難しい」と感じる場合は、以下の対策をひとつずつ実施してください。

  • どんな時に転職したくなるか分析する
  • 業務内容や適性が合っているか見直す
  • 障害の開示する範囲を再確認する
  • 職場の配慮やサポート体制を調整する
  • 発達障害向けの支援機関へ相談する
よしだ

困ったときは転職が最適とは限らない!

どんな時に転職したくなるか分析する

仕事を辞めたい、転職したいと考えたときは、すぐ行動へ移さずどんな時に辞めたくなるかを振り返りましょう。

具体的な原因を見つけないと、転職先でも似たタイミングで離職してしまうリスクがあります。

  • 人間関係が上手くいかない
  • 仕事が覚えられなくてつらい
  • 音や明かり、匂いなどの環境

原因が特定できれば、対策が立てられます。転職しなくても職場の調整だけで上手くいく可能性もあるでしょう。

もし現職で対応できないとしても、転職時に職場選びの軸として対策できます。

業務内容や適性が合っているか見直す

業務内容や仕事の適性が合っているか、見直すことも重要です。特性上苦手な業務ばかりでは、成果につながらず評価されにくいです。

苦手なフィールドで無理やり頑張るよりも、自分の得意・苦手を整理し別の分野に移ったほうが良い場合もあるでしょう。

  • 顔色を読むのが苦手→対人中心の業務を避ける
  • 気が散りやすい→コツコツと繰り返す業務を避ける
  • 騒音がストレス→常に音が聞こえる環境を避ける

職場の配慮や配置変更で調整できる場合もあります。無理だから転職と考えず、まずはご自身の得意・苦手を整理しましょう。

障害の開示する範囲を再確認する

仕事を続けるうえで、発達障害を職場のどの範囲まで開示すべきか再確認してください。

必要な支援を得るために、必要な人へ開示されていないケースは多いです。

  • 直接の上司しか知らない
  • 人事部しか知らない
  • 誤って伝わっている
よしだ

私は障害者雇用としか伝わっていない事があったよ!

周囲に障害の情報が伝わっていなければ、具体的なサポートを受けることは難しいもの。知らされていないばかりに、不必要な配慮を受けてしまうことも防げます。

一人で溜め込み離職する前に、正しい情報が伝わっているか確認してください。

職場の配慮やサポート体制を調整する

職場にお願いする配慮や、サポート体制を調整することも必要です。

障害特性への配慮は、入社時に取り決めて見直されないケースが多いもの。他の社員との関係性が変わり、だんだん配慮がなくなるケースもあります。

仕事を覚えていくなかで、できる事が増え、業務に物足りなく感じる人もいるでしょう。

職場でのミスマッチや不満を抱え続けるのではなく、定期的に面談を行い調整を行ってください。

発達障害者向けの支援機関へ相談する

職場へ話しにくい内容や、仕事の相談ができる相手がいない場合は、発達障害者向けの支援機関へ頼るのも有効です。

外部に相談した結果、職場の中だけでは見えなかった課題が見つかることもあります。

発達障害のある方の困りごとを事例として把握しているため、似た課題の乗り越え方を知っている可能性もあるでしょう。

  • 就労移行支援事業所
  • 発達障害者支援センター
  • 地域障害者職業センター

専門機関との連携は、もし離職した場合でも機能します。誰とも繋がれず孤立することも防げるため、接点を作っておくことが大切です。

仕事を辞める前に行ってほしいこと

退職をしてしまう前に、以下の方法を試し次の仕事への道筋を作ってください。

勢いで退職してしまい、そのまま転がり落ちてしまうケースはあります。筆者も短期離職の負のスパイラルに転がり、1年間定着できない期間が続きました。

少しでも状況を立て直すため、使えるものは何でも使って対策を立てましょう。

  • 休職制度や支援機関を利用して現状整理
  • 障害特性の自己理解を深める
  • 当たり前にできていた事を探す
よしだ

転がり落ちる前に対策!

休職制度や支援機関を利用して現状整理

職場の休職制度や支援機関を利用し、現状整理を行ってください。

  • 自分にとって仕事の何がキツイのか
  • どこを改善すれば楽になれそうか
  • 本当に転職以外の解決策は無いのか

ネックとなっている部分が分からず離職すると、転職後に対策が取れません。場合によっては、同じ原因で短期離職が続くリスクもあるでしょう。

障害が原因だからといっても、具体的に説明できなければ企業側から理解を得ることは難しいです。

次の転職活動で不利にならないためにも、まずは落ち着いて現状整理をするところから始めましょう。

障害特性の自己理解を深める

ご自身の障害特性への、自己理解を深めることに時間を使いましょう。特性が仕事に対し、どのように影響するか把握してください。

  • 何が苦手で弱点か
  • どんな事が苦痛なのか
  • サポートで対策できるか

自己理解を深めることで、仕事の適性や自分に合った職を見極めるのに役立つでしょう。弱みが主軸となる働き方を避け、余計な低評価も受けずに済みます。

職場へ適応するためのポイントが整理できたり、今まで見えなかった自分の強みが発見できる可能性もあります。

障害特性に目を向けることは、決してネガティブなだけではありません。

当たり前にできていた事を探す

仕事への苦手感やできなかった経験だけでなく、当たり前にできていた事も探しましょう。

発達障害のある方は自分のできない事と直面する機会が多いため、自然とできる事が見えなくなるケースがあります。

些細なことでも、当たり前にできていた事を探して書き出しておいてください。

  • 通勤、出社はできていた
  • 書類やメール作成はできていた
  • 分からない事の確認はできていた

できない事だけに目を向けすぎると、気分が落ち込み再チャレンジできなくなるリスクもあります。

障害特性だけではなく、ポジティブな側面もバランスよく振り返りましょう。

働けない・働くのが怖い人は環境調整から始める

働くことに対して不安を感じる人は、まず自分にとって快適な環境を整えることから始めましょう。体調を崩しながら無理に働き続けてしまうと、かえって復帰が遅くなる場合があります。

傷病手当金や失業給付をうまく使いながら、環境を立て直すことが最善です。安定して働くためにも、まずは安心できる環境で落ち着くことをオススメします。

▶ 発達障害者にオススメの就労移行支援事業所

まとめ|ミスマッチを特定して職場定着を目指す

本記事では発達障害があり仕事が続かず、転職を繰り返してしまう方に向けて対策を紹介しました。

  • 勢いで退職せず、分析と振り返りが大切
  • 障害特性だけでなく、できていた事も確認
  • 使える支援機関やサポートはしっかり使う

仕事に定着できないと落ち込み、負のスパイラルに陥ってしまうケースは少なくありません。

状況を立て直すためにも、退職が頭に浮かんだ際は冷静に振り返ってください。

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