大手転職サイト「doda」の関連企業が運営する転職アプリ「ミイダス」。
「HRサイエンス研究所」や「NTTデータ経営研究所」と共同開発した、2つの精密な自己分析ツールが無料で使えます。
ミイダスで能力の傾向や思考のクセを分析し、自分にとって最適な働き方を見つけましょう。
\2つの診断ツールで自己分析!/
面倒な求人紹介の電話は一切無し
ミイダスは診断ツール付きの転職アプリ
ミイダスは精密な2つの診断ツールが無料で使える、一般向けの転職アプリ。求人応募はもちろんのこと、自己分析を深めるときにも便利です。
主な特徴は以下の3つ。
- 2つのツールで細かく自己分析
- 企業からのオファーが豊富
- 面倒な面談や打ち合わせは不要
ミイダスでは、「コンピテンシー診断」と「バイアス診断ゲーム」という2つの自己分析ツールを無料で使えます。コンピテンシー診断では強み・弱み・適性などの傾向を、バイアス診断ゲームでは無意識な思考のクセを知ることが可能。
ツールの分析結果と過去の経験を照らし合わせることで、多角的に自己分析できます。
ミイダスでは診断結果をもとに、自分に合った企業からのオファーを受け取れます。他の転職サイトには掲載されていない非公開求人も多数あり、自分の強みを活かせる企業とマッチングしやすいのが特徴です。
自分で入力した希望条件の他、診断結果をもとに「活躍可能性」も提示してくれるのがポイント。自身では認知していなかった適性や、新たなキャリアの選択肢を見つけることも可能です。
ミイダスでは、企業からのオファーを受け取るまでのプロセスが非常にシンプル。
自己分析ツールを使って診断結果を得たら、あとは企業からのオファーを待つだけ。アドバイザーとの面談や打ち合わせは無いため、忙しい人でも気軽に利用できます。
ただしミイダスには転職のサポート機能がないため、より手厚いサポートが必要な場合は転職エージェントを併用しましょう。
ミイダスの基本情報とツールの詳細
サービス名 | ミイダス |
---|---|
求人数 | 非公開 |
利用企業 | 437,342社(※) |
運営会社 | ミイダス株式会社 |
共同開発 | HRサイエンス研究所 NTTデータ経営研究所 |
公式サイト | https://miidas.jp/ |
ミイダスでは後述する「コンピテンシー診断」や「バイアス診断ゲーム」の結果に基づき、企業からスカウトを受け取れます。
コンピテンシー診断
コンピテンシー診断は、ミイダスが提供する代表的な自己分析ツール。202個の質問にひとつずつ回答するだけで、自分の強みや弱み、適性などの傾向を知ることができます。
ストレスを感じやすい要因も分析してくれるため、働くうえで負荷がかかりやすい状況を回避するのに役立ちます。
ツールを使った客観的な分析は、誤った自己認識を修正するために使えます。
自分では気づかない強みや、過小評価していたスキルを見つけ、より最適な転職活動の方針を立てられます。
バイアス診断ゲーム
バイアス診断ゲームは、無意識の思考クセである認知バイアスを見抜くためのツール。40分ほどの時間をかけて質問に答えていくことで、自分の「思考のクセ」を21項目にわたって分析できます。
また、診断結果では認知バイアスの影響を避けるためのアドバイスももらえます。
「思考のクセ」を自覚した上で軌道修正する方法が分かるので、無意識に流されにくい合理的な判断ができるようになるでしょう。
バイアス診断ゲームを活用して、自分の意思決定を振り返るようにしましょう。
発達障害当事者がミイダスを使った感想
筆者が実際に「ミイダス」を使った感想や、便利に使える方の特徴を紹介します。
- 診断ツールの分析結果が優秀
- 「活躍可能性」の判定で視野が広がる可能性あり
- グレーゾーンやクローズ転職の求人探しにも可
診断ツールの分析結果が優秀
ミイダスの無料で使える「コンピテンシー診断」「バイアス診断ゲーム」という診断ツールが、自己分析や適職診断に有効です。
質問に回答することで、自分の特徴や客観的な適性を知れるツール。「マネジメント資質」「能力の特徴」「ストレス要因」「上司タイプとの相性」の4項目で分析される。
質問や簡単なゲームを繰り返すことで、思考の偏りや思い込み度合いの測定ができるツール。意識の傾向や思考のクセ、苦手な状況などを細かい項目に分けて分析される。
コンピテンシー診断では自分の特性や傾向を客観的に分析してくれるため、自分では認知していなかった問題に気付かされることもあります。
特に「ストレス要因」の項目は非常に分かりやすく、自分がどんなときにストレスを感じやすいかを分析するために使えます。
バイアス診断ゲームでは思考の偏りや思い込みを「見える化」でき、何にこだわりやすくどんな状況に気を付ければいいかが分かります。
私自身は細部にこだわりやすく、”今”に焦点を当てにくいことが再認識できました。
あくまで診断ツールの結果なので、分析結果が正解とは限りません。過去の経験と照らし合わせつつ、自己理解を深める参考資料として使ってみてください。
無料でこんなにたくさん!?って思った!
「活躍可能性」の判定で視野が広がる可能性あり
ミイダスでは自分で登録した「希望条件」の他に、適職診断の結果を基にした「活躍可能性」も提示されます。
自分だけでは気付けなかった適性や、候補にすら挙がっていなかった職種と出会える可能性もあるでしょう。
希望条件に書いていた職種で、活躍可能性の判定が低く出る場合もあるでしょう。
「希望と合わない」と考えることもできますが、新たな視点で別の可能性を検討する良い機会にもなるはずです。
過去の経験職種にとらわれず視野を広げるためにも、ミイダスのオファーは有効活用できるでしょう。
過去の職歴から、無意識に視野が狭くなることってあるよね。
グレーゾーンやクローズ転職の求人探しにも可
一般求人への転職を考えているグレーゾーンの方や、障害を開示せずに転職したい方は、そのままミイダスを転職サイトとして使えます。
ミイダスでは、オファーを受ければそのまま選考が進みます。アドバイザーとの面倒なやりとりや、自分で多くの求人から検索する必要はありません。
場合によっては企業に対し発達障害を開示し、特性も考慮したうえで選考を進められる可能性もあるでしょう。
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発達障害者がミイダスを利用するうえでの注意点
ミイダスは適職診断や求人オファーなど、特徴的な転職サポートがついたアプリ。しかし一般転職を想定しているため、発達障害のある方が使う場合は適さない場面もあります。
以下の特徴を踏まえ、数あるアプリやサービスのひとつとして便利に使いこなしましょう。
- ミイダスに障害者雇用の求人は無し
- 診断結果は自己分析の参考程度に留める
- 転職エージェントと併用する
ミイダスに障害者雇用の求人は無し
ミイダスは適職診断と希望条件に合わせて求人が届く、オファー型の転職アプリ。適性にマッチした求人情報が手に入るものの、残念ながら障害者雇用の求人はありません。
障害者雇用枠で転職活動している方の場合、そのまま転職アプリとして使うのは難しいでしょう。
- 発達障害を開示せずに求人応募
- 個別メッセージで障害開示し相談
- 自己分析の目的のみで利用
障害者雇用として配慮を受けながら働きたい場合、個別にメッセージで相談するか、他の方法で求人を探しましょう。
ミイダス単体では、発達障害の特性に合わせた転職サポートまで求めることはできません。
就労支援や他の転職サービスと組み合わせながら、上手に活用していくことをオススメします。
診断結果は自己分析の参考程度に留める
ミイダスの診断結果は、あくまで参考程度。自己分析に役立つ意見のひとつと考え、結果をそのまま信じすぎないようにしてください。
結果はご自身の経歴やスキルを見つめ直す「きっかけ」として利用し、過去の経験と照らし合わせて検証する作業も必要です。
適職診断の結果だけではなく、自分の感覚や第三者のフィードバックも大切です。他者からの客観的な意見も聞くことで、自分では気付かなかった視点を得られます。
診断結果を踏まえ、どのような方針を立てるのは自分次第。ミイダスに限らず、いろんなツールを使ってさまざまな考え方を取り入れるといいでしょう。
転職エージェントと併用する
ミイダスは自己分析に便利な転職アプリで、誰でも手軽に使える点が魅力。
企業からオファーが受け取れるので、グレーゾーンの方や障害を開示せずに転職したい方は、そのまま転職活動に使ってもOKです。
ただし、ミイダスはあくまで一般転職向けのアプリ。障害者雇用の求人はありません。
配慮を受けながら働きたい方は、ミイダスと平行して転職エージェントを使うことをオススメします。
- 求人紹介や日程調整のサポート
- 書類添削・模擬面接などの訓練
- 内定後の交渉や入社相談の代行
オファー型サイトや転職アプリと違い、応募から入社までをトータルサポートしてくれるのが転職エージェントの強み。働きながら転職活動を進めるうえで、助けになるサービスです。
発達障害者向けの転職エージェントに登録したい方は、以下の記事を参考にしてください。
ミイダスのよくある質問
ミイダスについて、よくある質問をまとめました。
転職活動に自己分析が重要な理由
転職活動において、自己分析は非常に重要なステップ。特に発達障害のある方は、ご自身の特性や価値観、適性などを把握しておくことが大切です。
自己分析を行うメリットは、以下の通り。
- 不利な職種や働き方を察知できる
- 転職活動の方針を明確にできる
- 自己PRや配慮事項の説得力が増す
自己分析はご自身の特性を整理するだけでなく、転職の方針や今後のキャリアまで広く見通す役割があります。
自分自身と向き合う作業は大変ですが、納得のいく転職をするためには不可欠。ミイダスの適職診断もうまく使いつつ、時間をかけて言語化しましょう。
自己分析のメリットと手順については、以下の記事も合わせてお読みください。
まとめ|ミイダスは自己分析ツールが優秀な転職アプリ
本記事は適職診断ツールが使える転職アプリ「ミイダス」を、発達障害の当事者目線で紹介しました。
- 2つの診断ツールで客観的な気付きが得られる
- 「活躍可能性」で視野が広がる
- グレーゾーンやクローズ転職の方にもオススメ
ミイダスは企業からオファーがもらえる転職アプリ。自己分析に使える適職診断と、診断結果に合わせた求人オファーを受け取れることが特徴です。
ただし求人は一般向けのみ。障害者雇用の求人はないため、以下の使い方がオススメです。
- 適職診断の結果を自己分析に使う
- 「活躍可能性」の判定で視野が広がる可能性あり
- グレーゾーンの方やクローズ転職したい方の求人応募もアリ
気になる求人がある人は、企業へ直接事情を話してみるのも選択肢のひとつ。ミイダスは完全無料で使えるので、まずは適職診断ツールだけでも使ってみましょう。
\2つの診断ツールで自己分析!/
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